11月18日月曜日に宇陀松山城と豊田城に行きました。宇陀松山城は第17次の発掘作業が行われていて、城址のあちこちに立入禁止のロープが張られていたのは残念でしたが、堀と土塁の迫力はなかなかでした。平日一人で城址に居る何ともいえない静寂は大変尊く感じました。宇陀松山の町並みにも癒やされ、4時間かけて来たかいがありました。そして豊田城です。「廃城をゆく」で取り上げられていたので、期待の大きい城址でしたが、登城入口に城址を示す案内表示がなくなっていました。それでも登城路突き当たりにシダ類に覆われた案内板を発見。前日の雨のせいか土はぬかるみ堀底道は石の礫と太い幹の倒木。たどりついた主郭はひどい藪状態でした。ネットで登城した方の写真には「主郭」「副郭」といった提示があったようですが、まったく見当たらず、もはやどこを歩いているかどのあたりの横堀か分からない状態で、日も陰り危うく道に迷いそうな城址でした。松永久秀改修の素晴らしい城址なのに大変勿体ない状態で、整備して欲しいと痛切に願います。もう一度制覇し直したい城址でした。