こちらの門は、親柱の背面に控柱を立て、屋根を架けた高麗門で、城郭の門として建てられた形式のひとつで、武家屋敷であった多計郭と町屋の間を仕切る「前川口門」であったと言われてまして、江戸時代末期の建築です。
大正8年に田宿町（現大手町）の等覚寺山門として移され、その後、寺の寄贈を受けて、土浦城内の二の丸入口にあたる「二之門」のあったこの位置に、昭和56年移築されたものだそうです。

本丸跡脇にはベンチも設置されており、櫓や城壁を見ながらゆっくり過ごせそうな雰囲気でした。

西櫓は、現在外観のみの見学となります。

土浦城東櫓は、譜代大名西尾氏が土浦城主であったときに建てられたと伝えられ、明治時代の火災で本丸館とともに失われましたが、平成10年に復元されました。
東櫓の方は、櫓内を見学できます。

櫓門は、桁行3間×梁間2間、入母屋本瓦葺で建てられたのは伝明暦2年（1656年）とされてます。

館の周辺は水堀と土塁で囲まれていました。維持状態もかなり良かったです。

薬医門形式門でした。

東門同様、西門も室町時代4年（1432年）に公文所奉行によって再建されたそうです。

鎌倉時代の建久7年（1196年）に足利義兼公が建立したのが始まりとされ、安土桃山時代の文禄元年（1592年）に生実御所国朝公が再建とされてます。

創建は、足利２代義兼公が建久７年（1196年）、邸内に持仏堂を建て大日如来を祭ったのが始まりで、３代義氏公が堂塔伽藍を建立とされてます。