池の中に擬木で発掘状態を再現しているそうですが、よく分かりませんでした。
堀と逆茂木(さかもぎ)
小坂井町では、「ふるさと創生事業」の一環としてこの伊奈城跡を整備することとした。そしてこの整備事業によって破壊されるおそれのある地点の発掘調査を、平成六年の春と夏の二回にわたって行った。
その結果、今まで知られていなかった住居跡(礎石・柱穴)、集石火葬・埋葬跡など多くの遺構、遺物が発見された。
この堀跡と逆茂木も、今回の調査によって発見された遺構である。下の右の写真から分かるように、土塁の法面(のりめん)が堀の底まで延びているのが見られる。一般に堀はU字形に掘られ、掘り取っと土砂は、土塁構築用(掻き揚げ城)として利用されるのが普通であるが、今回発見されたこの堀は、堀としての凹みがなく堀の底は水平で、現在の水田下部(床土)とほぼ同じ高さである。伊奈城古図に書かれている「深田」が堀の代わりとして利用されていたようである。
逆茂木は、敵の侵入を防ぐ防御柵(バリケード)で、この東入口の両側の堀に、下の左の写真のように木の杭がほぼ等間隔に設置されていた。
今回発見された堀跡・逆茂木を発掘時の状態のままで保存し、見学していただけるようにと考えたが、作業工程上できなかったのでパネルとして表示し、逆茂木は池の中に擬木で発掘状態を再現した。
平成七年三月 豊川市教育委員会
伊奈城古図(膳所縁心寺蔵)によると、この付近に生念台が建てられていた。
池の中に擬木で発掘状態を再現しているそうですが、よく分かりませんでした。
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