「日本城郭大系」を買いました

お城のデータ整備のためにずっとずっと、ほんとうにこの2年くらい買おうかどうか迷いに迷い、悩みに悩んだ末に、気合いを入れるためにも買うことにしました。ま、ヤフオクでの落札ですけどね。

じゃん！

もう絶版ですけど「日本城郭大系」全20巻です。各地域の城郭研究者・歴史家などが執筆されていて、日本全国の城郭・砦・居館を網羅した国内最高峰の城郭事典です。

悩んでいたのはお値段もさることながら、絶版ゆえの入手の困難さもありまして、たとえば第8巻（長野・山梨）は1冊だけで数万円で売買されたりしています。
ほかにも第11巻（京都・滋賀・福井）、第12巻（大阪・兵庫）は「幻の1冊」的な扱いをされていて、これらもかなりのプレミア価格になってますね。

今回は全巻セットでの出品だったので思い切って入札しました。ライバルもなく、そのまま落札できたのはラッキーでしたけど、ヤフオクで8万円の入札ははじめての体験でした。ドキドキしますね。
届いてさっそく何冊か開いてみましたが、これはほんとうにすごいです。 これはぼくの実家がある兵庫県加西市にあった小谷城（浅井氏で有名なあの城とは別です）ですが、こんな感じで縄張り図まで書いてあります。 攻城団は基本的に多くの方にお城巡りを楽しんでいただきたいので、なにも残っていない城跡などを扱うことは後回しにしようと思っていますが、いずれはみなさんが自分が生まれ育った地元の城址のことを知れるようなデータベースをつくれるといいなと考えています。 それと同時にこういう資料を少しずつ集めていって、誰でも閲覧できるような私設図書館のようなこともできればいいなと思っています。もちろん「センゴク」や「風雲児たち」などのマンガも置きましょうね。