大塚城
大塚城

[大阪府][摂津] 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町


  • 平均評価:★★★☆☆ 2.78(--位)
  • 見学時間:26分(--位)
  • 攻城人数:310(354位)

真田幸村名言「恩義を忘れ、私欲を貪り人と呼べるか。」

真田幸村名言「恩義を忘れ、私欲を貪り人と呼べるか。」
hiro.E hiro.E

茶臼山山頂にあります。
「受けた恩義よりも、金や身分などの欲に溺れる者は果たして人と呼べるだろうか。」という有名な名言です。
 幸村の父昌幸は、武田家の家臣であり武田信玄とその子勝頼に使えていました。一五八二年、勝頼は織田信長に敗れ武田家は滅亡します。昌幸は織田家に降伏し所領を安堵されますが直後に本能寺の変が起きて信長が殺害され、情勢は変わります。昌幸の上野国は徳川・北条・上杉の三大勢力に挟まれる地域で、三千人規模の兵しか動員できない真田家のみで勢力を維持するのには限界がありました。そこで昌幸は上杉氏に帰属しその保護を受けることを選びます。この時、幸村は上杉の領国である越後に人質として送られます。戦国時代は大名や武将の子供がより強い勢力の下に人質として送られていました。裏切りを起こさせないために子供たちが使われていたのです。たとえば、徳川家康の次男である秀康も豊臣秀吉の下に送られていたように当時はこれが当然でした。一方、真田家が上野や信濃の領地を守るべく奮闘している間に豊臣秀吉が天下統一を果たします。昌幸は秀吉と渡りをつけ真田は豊臣直属の大名になります。幸村は越後から大坂におくられ今度は豊臣秀吉の人質となります。幸村は秀吉にたいそう可愛がられていてそのことをとても感謝していたと言われています。また、大坂滞在時に豊臣家臣大谷綱吉(吉継?)の娘と結婚し幸村と豊臣家のつながりはより深いものになります。この言葉は関ヶ原の戦いで莫大な報酬で味方につけようとした東軍に誘いを受けた時に幸村が発した言葉とされています。戦国時代に人として武将としてそのしがらみを肌に感じながら生きてきた幸村にとって豊臣から受けた恩義に対する忠誠心は強く、「豊臣には返すべき恩がある」として私利私欲ではなく、恩義を大切にする武士道を貫き通しました。真田幸村らしい生き方が込められた名言と言えます。

   

この写真をいろんなキーワードで分類してみましょう。

  • まだ登録されていません

カメラ情報

機種名Canon Canon EOS M2
ISO100
F値5.6
ホワイトバランスオート
シャッタースピード
レンズ焦点距離18.0 mm
フラッシュフラッシュ未発光、強制発光モード
露出モード自動露出
露出時間1/40
画像方向水平(標準)

文字起こし

真田幸村名言
「恩義を忘れ、私欲を貪り人と呼べるか。」

「受けた恩義よりも、金や身分などの欲に溺れる者は果たして人と呼べるだろうか。」という有名な名言です。

 幸村の父昌幸は、武田家の家臣であり武田信玄とその子勝頼に使えていました。一五八二年、勝頼は織田信長に敗れ武田家は滅亡します。昌幸は織田家に降伏し所領を安堵されますが直後に本能寺の変が起きて信長が殺害され、情勢は変わります。昌幸の上野国は徳川・北条・上杉の三大勢力に挟まれる地域で、三千人規模の兵しか動員できない真田家のみで勢力を維持するのには限界がありました。そこで昌幸は上杉氏に帰属しその保護を受けることを選びます。この時、幸村は上杉の領国である越後に人質として送られます。戦国時代は大名や武将の子供がより強い勢力の下に人質として送られていました。裏切りを起こさせないために子供たちが使われていたのです。たとえば、徳川家康の次男である秀康も豊臣秀吉の下に送られていたように当時はこれが当然でした。一方、真田家が上野や信濃の領地を守るべく奮闘している間に豊臣秀吉が天下統一を果たします。昌幸は秀吉と渡りをつけ真田は豊臣直属の大名になります。幸村は越後から大坂におくられ今度は豊臣秀吉の人質となります。幸村は秀吉にたいそう可愛がられていてそのことをとても感謝していたと言われています。また、大坂滞在時に豊臣家臣大谷綱吉(吉継?)の娘と結婚し幸村と豊臣家のつながりはより深いものになります。この言葉は関ヶ原の戦いで莫大な報酬で味方につけようとした東軍に誘いを受けた時に幸村が発した言葉とされています。戦国時代に人として武将としてそのしがらみを肌に感じながら生きてきた幸村にとって豊臣から受けた恩義に対する忠誠心は強く、「豊臣には返すべき恩がある」として私利私欲ではなく、恩義を大切にする武士道を貫き通しました。真田幸村らしい生き方が込められた名言と言えます。

hiro.E hiro.Eさんの当日の行程

大塚城のほかの写真

すべてを表示

hiro.E hiro.Eさんのほかの写真

すべてを表示

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

涅槃 上

戦国の梟雄と謳われた宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説です。

官能小説かと思わせるくらいの性的な描写があるにも関わらず、全体的に低俗な印象は無く、人間味溢れる物語でした。

備前、備中のお城がよく登場し、下巻では三国一の美女おふくさんもしっかり登場します。

現在のJR岡山駅界隈の発展の礎を築いた人物であると改めて認識しました。

デュラけんさん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る