平時の居館跡で、ご子孫がお住まいなのか民家があり、しかも竹藪で覆われており、土塁跡は確認出来ませんでした。
館内では、山口城の絵地図と山口城についての新聞記事が掲示されており、簡単な地図が貰えます。なお、樽見鉄道織部駅からここまで徒歩で20分です。
ふれあい館から続く舗装された林道の終点にトイレがあり、ペーパーも備え付けられています。ここから出城(中の城)を経由して主郭に、またはこの先の防火帯林道を通りバードウオッチング小屋経由で主郭に行けます。
主郭にあります。
濃尾平野一帯が見渡せます。
虎口は、土砂や枯れ木でかなり埋まっていますが、はっきりと分かります。
主郭からの眺望を良くするために、綺麗に整備されています。
主郭下の帯曲輪から50メートル下ったところにあります。攻城時に水は溜まっていませんでしたが、土は湿っていました。貯水タイプだと思われます。
出城である中の城内にある16号古墳です。築城時に石室等も破壊されたと考えられています。
文殊の森(含む山口城攻城者)を利用する方向けの無料駐車場です。
樽見鉄道本巣駅構内の跨線橋から撮影しました。右側の山の頂上が城址です。
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三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。
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