道路の分岐には適宜道標があり道に迷うことはない
山頂近くにある駐車場まで車で登ることができるが、林道の途中に動物除けのゲートが閉まっている。それを各自で開閉し通行可能
駐車場に設置している案内板 標高約320mの白巣山山頂に位置する山城で、別名「三野畑城」と呼ばれている
駐車場の案内場の詳細。大別すると本丸、西の丸、東の丸の曲輪で構成された山城
駐車場は写真の通り相当に広い。ここから坂道を少し登り(白いガードレール部)、階段を登るとそこに大きな堀切が現れる
写真右側が馬繋場側で左側が東の丸側
西の丸にある城跡の石碑。昭和56年11月三野畑、神陽各町内会に設置(四百年記念祭と刻印されている)
本丸西側に位置する西の丸
本丸には白巣山大神が鎮座している
本丸の白巣山大神
馬繋場に残る土塁
本丸東側に位置する米蔵跡
東の丸からの眺望
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三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。
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