本丸南側のこの場所には城門はなく、維新後に八代宮が建てられた際に水堀に橋(神橋)が架けられ、社の正門として整備されたそうです。本丸東側に位置する頬当御門跡が往時の本丸正門。（現地の説明板より）

明神岳（箱根外輪山）から延びる舌状台地の突端に築かれた岩原城。往時の姿を今に伝える西物見郭跡からは、足柄平野が一望出来ました。

立派な樹木に覆われた八幡神社は、11世紀に源頼義が建立したと伝わります。その裏手に小田原城主大久保氏頼が隠居城として築いたのが岩原城です。

曲輪、土塁、切岸、空堀などが状態良く保存されています。今は竹林に覆われていますが、往時はここから足柄平野の眺望が開けていたと思われます。

質素な手作りのこの案内板のお陰でスムーズに主郭にアプローチすることが出来ました。竪堀（空堀）跡だけあって「胸突き八丁」と言う表現がピッタリの急登です。

前回訪問した2017年1月10日に撮影した大手橋と復元される前の大手門跡です。

2023年1月9日に撮影した大手橋と2020年に復元された大手門です。

本丸跡が城山公園として整備されています。その周囲を囲む空堀と土塁が状態良く保存されていて、東国の「土のお城」を堪能できました。

城山山頂(標高80m)の本丸跡です。広い曲輪の奥に構えるのが天守台です。