昨年に引きつづき2回目の開催となった姫路城でのフォトコンテストですが、今回はちょうど桜の時期の週末が天気に恵まれなかったこともありましたが、前回とほぼ同数の91枚の写真(36人)が応募されました。
応募者のみなさん、また「あっぱれ!」を投票したり、口頭やSNSを通じてフォトコンテストの存在を広めてくださったみなさんには心からお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
前回同様、フォトコンテスト開催に協力いただいた姫路城管理事務所、後援いただいた公益社団法人姫路観光コンベンションビューローの方々とスタッフで審査をおこない、このたび各賞が決定しましたので発表させていただきます。
受賞された団員のみなさん、おめでとうございます!
大賞はぽりへりさんの「青陽 仰げば」に決まりました。
じつはぽりへりさんは昨年の第1回でも大賞を受賞されていたので、二連覇となります。そしてあとで紹介しますが今回は「あっぱれ!」賞も獲得されたので、W受賞ということになります。
獲れる名誉はすべて獲ったって感じですね。すごいです。
好天に恵まれない日がつづくなか、抜けるような青空をバックに白いお城とピンクの桜が見事にマッチしていますね。
昨年の授賞式では雲が流れるまでかなりの時間を粘ったとおっしゃっていたぽりへりさんですから、きっと今年も工夫や苦労があったのだろうと思います。撮影秘話を伺うのがいまから楽しみです。
期間中もっとも「あっぱれ!」の投票があった「あっぱれ!賞」は、同じくぽりへりさんの「桜尽くしと、萌ゆる牡丹」に決まりました。
こちらは桜の花びらが散ってピンクに染まった地面も含めて、1枚の写真の中にいろんなピンク色が混ざっていてとてもきれいですね。
みんなが「あっぱれ!」を押した気持ちもよくわかります。
今回はぽりへりさんがW受賞ということもあり、特別に「準大賞」という賞を設けました。
準大賞には、gindrinkerさんの「天守(タの渡櫓から)」が選ばれました。
撮影場所の「タの渡櫓(たのわたりやぐら)」は西の丸のいわゆる「百間廊下」を構成する櫓群のひとつです。
奥行きがあるいい写真になっています。この日の空も澄んでますね。
じつはぼくも西の丸からいい撮影スポットがないか探していたのですが、ここは見つけられませんでした。フォトコンテストってあらたな撮影スポットを知るきっかけになるのでいいですよね。
去年は急遽設けた「特別賞」でしたが、今回は最初からいくつかの作品を表彰しようと決めていました。
選定基準は昨年と同じで「惜しくも大賞、準大賞に選ばれなかった作品を中心に、攻城団らしい写真」となっています。その結果、以下の4作品が選ばれました。
たびびとさんは昨年「あっぱれ!」賞を受賞されていますね。今年の作品「雨降って地に現る」はユニークな構図で、天気に恵まれないことを逆手に取ったいい写真だと思いました。
珱華さんの「しだれ桜と天守閣」は幽玄な雰囲気の写真ですね。姫路城にはお菊井戸ん伝説があるように、ちょっと怪談めいたイメージがあります。そのあたりがただのライトアップの写真ではない印象につながっているのかもしれません。
ヨツジさんの「春に座す白鷺」は募集開始直後に投稿された写真で、ぼくはこの写真を見て「今年もいい写真が集まりそうだ」と手応えを感じたのをおぼえています。けっして天気は良くないのですが、この写真にかぎっては曇天だからこそ、白とピンクだけの写真が生まれたのでしょうね。
おしおさんの「ハレの日」は水色の空があわさることでパステルカラーになっていてかわいさを感じます。もし満開のタイミングだったなら大賞も狙えたかもしれませんね。
今回は準備がギリギリになってしまって募集初日にチラシがまにあってなかったりと運営側の反省点も多く、また天気に恵まれなかったこともあり、当初は応募も低調だったのですが、後半になるにつれてたくさんの作品が投稿されるようになりました。
大賞を受賞されたぽりへりさんはじめ、数名の方からは何枚もの写真を投稿していただき、このフォトコンテストを盛り上げてやろうという気持ちを強く感じました。応募者のみなさんにはほんとうに感謝しています。
もちろん審査は審査ですから、誰が投稿したかを伏せて作品のみを評価するようにしました。
その結果、2回目にして2連覇とW受賞が出てしまったわけですが、これはぼくらとしてもうれしい驚きでした。日々応募される作品を見ながら、また「あっぱれ!」投票数の推移をチェックしながら「もしかしたらあるかもしれない」とは思っていたので、そのときは「準大賞」を設けようということも事前に決めていました。
その準大賞を受賞されたgindrinkerさんはこのコンテストの期間中に(おそらく応募するために)入団されました。昨年同様、今年もフォトコンテストへの応募をきっかけに登録してくださる方が10〜20名くらいはいらっしゃったようですが、その新規団員から受賞者が出たこともうれしく思います。
いずれもそうなるように意図したわけではありませんでしたが、フォトコンテストを盛り上げてくださった方の中から大賞が出て、また新規団員から準大賞が出たことは最高の結果になったと受け止めています。
また二年目は昨年以上にSNSでの広がりや、ほかの団員の「あっぱれ!」投票による参加も目立っていました。ぼくらはフォトコンテストを「応募して、あとは発表を待つだけ」という閉鎖的なイベントにしたくなくて、可能なかぎりオープンにして、またひとりでも多くの人が(参加とまではいかなくても)関与できるものにしたいと考えています。
こうした攻城団らしいフォトコンテストの形が少しずつではありますが、理解され定着しつつあるようにも感じました。
来年の開催もほぼ決まっているので、次回は準備も早めに勧めてより規模を大きく開催できるようにしたいですし、受賞作だけでなくもっとたくさんの応募作を掲示する写真展などの企画も実現したいですね。
今回は応募できなかったみなさんも、来年は桜の時期に(例年4月の上旬〜中旬のようです)姫路を訪問できるようにいまから予定を立てておいてくださいね。
授賞式は6月におこなう予定で調整中です。
今年もしっかりレポートを書きますので、楽しみにお待ちください。
攻城団では昨年に引きつづき第2回目となる「姫路城と春」をテーマとしたフォトコンテストを開催します。
第1回ではは96点(39人)の作品が集まりました。今回も授賞式は姫路城三の丸にある茶室「鷺庵(ろあん)」で開催し、また受賞作は「姫路城資料室」に掲示していただきますので、ぜひご応募ください。昨年受賞された方も、惜しくも落選された方も、今年が初チャレンジとなる方も、あらゆる方の応募を歓迎しています。
期間中に姫路城を訪問して、春を感じさせるお城の写真を撮影してきてください。たくさんのご応募をお待ちしてます!
「日本さくら名所100選」にも選ばれている姫路城の桜はだいたい4月の上旬に満開になるそうです。ふるってご応募ください!
コンテスト名 | 世界遺産/国宝・姫路城フォトコンテスト「姫路城の春 2017」 |
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テーマ | 「姫路城」が写っており「春」を感じさせる写真であること |
募集期間 | 2017年3月30日(木)〜2017年4月30日(日) |
結果発表 | 2017年5月10日(水)予定 |
主催 | 攻城団合同会社 |
協力 | 姫路城管理事務所 |
後援 | 公益社団法人姫路観光コンベンションビューロー |
各賞 | 「姫路城の春2017」大賞、「あっぱれ!(*)」賞 |
授賞式 | 各賞発表後、日程調整のうえ姫路城にて授賞式を開催する予定 |
応募資格 | プロ・アマ・国籍を問わず(ただし攻城団への登録が必要です) |
応募方法 | 攻城団の写真投稿機能を利用して写真をアップロード |
応募に関する 注意事項 |
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