案内板の裏巡回路から、仲場→城裏(西尾根)→巡回路に戻り、九十九折れの登城路→尾根→岩山→城山(山頂)→主郭部→南西尾根の曲輪、空堀群と歩きました。城裏(西尾根)や南西尾根に寄り道せず、ストレートに主郭部を目指すのであれば40~45分位で到着できます。
沢沿いをしばらく歩きますが、所々足元がぬかるんでいるため、防水用のトレッキングシューズがおすすめです。途中何ヵ所かアルミ橋を渡ります。
登城路から標識「千見城跡」(仲場)を右手に進み、しばらく進むと大木にピンクテープが巻かれています。そこが城裏(西尾根)との分岐点。斜面を横切る滑りやすい獣道ですが、写真の場所に行きつきます。紫や黄色のテープが目印です。
小さい曲輪が連なっています。主郭部から離れた、隠れ家的な砦。上部へ繋がる道がありそうでしたが、大きな岩が立ちはだかり立往生…。体力温存のため巡回路に戻りました。
幅のある、大きな堀切。かなりの高低差、堀底の両側は急崖。上からしばらく見入ってしまいました。
尾根上には、急坂や人が登れないような大きな岩が次々と現れますが、保安用の階段や梯子が随所に設置されているので、足元の危険は少ないです。ちょっとしたアドベンチャーでした。
岩山と呼ばれる所。主郭部に近づくにつれ岩登りが続きます。梯子を頼ってゆっくり歩きました。人を寄せ付けない固い守り。
唯一眺望が開ける場所。遠くに高妻山、戸隠山、飯縄山。手前の山中には古山城があります。監視とか見張り場だったのでしょうか。安曇郡と水内郡の境目の城として幾度も争奪の場になりました。
岩山を越えるとこの土塁上に着きます。おそらくここが山頂だと思われます。下には案内板が見えますね。ここから降りないと分からないのですが、衝立のような、ものすごく大きな土塁です。
削り残しがあるとかないとか。それにしても大きな土塁。
隣にもう1つ、「千見城攻防の詳細(戦国時代)」という案内板があるのですが、ブレてしまいました。
主郭東側には、石祠のある小尾根と堀切、さらに降りていくと表巡回路に続く道となります。
2の曲輪の南東側から降りていくと3の曲輪、南西尾根へ。この虎口から堀切が数本。岩がゴロゴロ。
虎口を過ぎ、最初の堀切。角度や深さが写真で伝えられないのがもどかしい…。脇から迂回して堀底へ。さらに進み、曲輪を歩きます。
小さな堀切、曲輪が続きます。これより下はゴロゴロした岩が多く、平場のようなところはありません。城域はこのあたりまででしょうか。千見城は地元の子どもたちが遠足で登るそうです(逞しい!)。登城口から主郭までは靴の準備と熊除け(できればGPSアプリも)、さらに城裏(西尾根)、南西尾根など寄り道をしたい方はGPSアプリ、縄張り図の携帯をおすすめします。
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