自在山山頂にある出浦城本郭。周囲は全て、分厚い土塁に囲まれ、中心付近に「井戸」と説明される大きな凹部が有ります。天水受けの井戸のように見えますが、ここに薪や杉の枝などを積んで、狼煙を上げたと判断したのでしょうか。
自在神社里社より奥宮へと続く石段です。急傾斜+真っすぐな石段で、途方にくれますが、とにかく一歩ずつ上がります。
頂上、出浦城本郭内にある「烽火台」案内板。分厚い土塁、副郭、横堀、堀切を備えた「山城」であることが判ります。権威ある先生の一声で「烽火台」とされたそうですが、そもそも「烽火台」と「城」の区別って何ですか?
自在山山頂にある出浦城本郭。周囲は全て、分厚い土塁に囲まれ、中心付近に「井戸」と説明される大きな凹部が有ります。天水受けの井戸のように見えますが、ここに薪や杉の枝などを積んで、狼煙を上げたと判断したのでしょうか。
本郭の南面は尾根筋からの侵入を防ぐために副郭が配されますが、その先は二重の堀切が切られています。右側の副郭側の堀切は埋まっていますが形跡は判ります。このまま竪堀になるのではなく、東側は横堀となって斜面を防御します。
自在山につづく尾根筋を調査すると、二重堀切のほかにかなり大きな堀切が少なくとも3本、確認できます。「烽火台」の防御ではなく、ここが「山城」の機能を果たしている証拠です。 この尾根筋には切岸と土塁で折れ部を設けた虎口のような地形もあり、むしろ搦め手ではなく、大手である可能性もあります。自在神社から往復するのではなく、この尾根筋を観察するのをお勧めします。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する