主郭は撮影した位置よりもさらに上、畝状阻塞からかなり高い位置にあり、上から寄せ手を狙い撃つのは少し無理があるようにも思います。切岸の下にも兵士がいて、上からと両方で迎撃したのかもしれません。
大葉沢地区公民館の駐車場からの案内に従って進むとここに出ます。澄んだ水が流れていました。
雷神社の先へ素直に尾根を進むと、この堀切まで来たところで畝状阻塞へ降りていくことになります。
東の端の寺山遺構にも少しだけ畝状阻塞が残されています。
畝が深ければ横移動が困難になり、曲輪の上から狙い撃ちできることがよくわかります。
左側にのみ畝状阻塞が設けられています。主郭といっても尾根の上は幅が狭く、兵士が常駐できるようなスペースはありません。敵を迎え撃つときだけ登るためのものでしょう。
畝が最良の状態で残っている場所で、2メートルほどあります。これなら寄せ手の横移動は完ぺきに妨害できます。
主郭は撮影した位置よりもさらに上、畝状阻塞からかなり高い位置にあり、上から寄せ手を狙い撃つのは少し無理があるようにも思います。切岸の下にも兵士がいて、上からと両方で迎撃したのかもしれません。
尾根の左側の下方に畝状阻塞があります。細い尾根で、兵士が並ぶと通り抜けることさえ不自由です。矢玉の補給にも困るのではないでしょうか。上からだけでは迎撃体制としては不十分で、守備隊の主力は切岸の下、畝状阻塞の手前に並んでいたことでしょう。
雷神社の参道脇の削平地は館跡とされています。道も急坂ではありますが、守りが堅いとまでは言えません。尾根のこちら側は守りを固める必要はなかったのでしょうか。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する