平成28年度から令和3年度の6年間をかけておこなわれた駿府城跡天守台発掘調査の成果をまとめた報告書。
全3分冊で、第1分冊は遺構編、第2分冊は遺物編、第3分冊は遺物編2、総括編となっている。3分冊をまとめる冊子ケース付き。
今日やっと届いて、早速一部読んでみました。
A4サイズの各100ページぐらいの3分冊で冊子ケース付きだったので、最初手に取った時は「でっか、おんも(笑)」と思わず漏らしてしまいました。
内容は予想通りお城玄人向けの内容でしたが、発掘された遺物写真等が掲載してあるなど、本書でないと見ることができない貴重な資料を閲覧でき、充分満足でした。お城初心者には結構難しい内容ですが、三冊目などには瓦の遺物写真等が載っているので、この辺だけは充分楽しめると思います。
タイトル | 駿府城跡本丸・天守台跡 -駿府城公園再整備に伴う発掘調査報告書- |
---|---|
著者 | 静岡市教育委員会 |
出版社 | |
発売日 | 2023-01-17 |
価格 | 5000円 |
この書籍で紹介されているお城です。
ほかの書籍を検索することができます。
攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
僕らは攻城の折に、何もない城址だとつい「残念ながら遺構は見られない」と思い、書いてしまいますよね。事実そう感じてしまうことで仕方ない。そんな中でも何かいい所を見つけて書きたいものです。そんなご同輩や私に、この本!
城って、造るのが大変で注目されるのはそこだと思いますが、落城することもあれば、天災で壊れそのまま廃城になることもあったわけで、そうした例を数多くの文献を引用して紹介してくれています。完全に破却される城がある一方、現代も遺構がある城址も存在する訳や、植栽の手入れやごみ・糞尿の処分などメンテナンス、門限や賭け事などのルール(城掟)といった生活観まで教えてくれます。
城掟ってものが残っていることを知りました。機会があれば見てみたいな。
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する