攻城団の最近登録された書籍を見ていて面白そうだと感じ、手に取り読んでみました。「下剋上」と言えば下の者が上の者を倒してのし上がる事程度の知識しかありませんでしたが、この書籍の中では下刻上でのし上がったと思われる歴史上の人物をあげて「下剋上」の内情を記載されています。「下剋上の典型」と言われていた伊勢宗瑞(北条早雲)に付いて、言い伝えられている事と実像との間にかなりの格差があることを知りました。何れの歴史上の人物も上を倒してのし上がるという単なる野望で行われたものではなく、自分の立場を守るためにやむにやまれず行った行為が結果的に主君を倒す、若しくは追放する結果になった事が良く理解できました。歴史上の人物として前述した伊勢宗瑞の他には長尾景春、朝倉孝景、尼子経久、長尾為景・景虎親子、斉藤利政、陶晴賢、三好長慶等の下剋上が書かれています。前述した武将がなぜ「下剋上」に至ったのか、また単純に「下剋上」について理解を深めたい人にお勧めの一冊です。
タイトル | 下剋上 (講談社現代新書) |
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著者 | 黒田 基樹 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2021-06-16 |
ISBN |
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価格 | 968円 |
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