鎌倉時代を「いいくにつくろう(1192年)」でおぼえた方も多いと思いますが、10年ほど前から1185年に変わっていることをご存知ですか。
たしかに源頼朝が征夷大将軍に就いたのは1192年なのですが、それに先立つ1185年には頼朝は、国ごとに軍事・行政官である「守護」を置き、また荘園や公領ごとに「地頭」を任命する権利を得ており、このタイミングを実質的な幕府の成立年とするように修正されています。
(もっともこの1185年説も複数ある説の中で現時点で有力だというだけで今後修正される可能性もあります)
これは一例ですが、研究者の先生方の功績によって、日本史の教科書は随時修正されています。
しかしながら多くの人はそれを知らないまま暮らしています。なぜなら高校を卒業して以降、最新の教科書を目にする機会もありませんし、よほど気をつけてニュースを見ている人でなければ何十年前の知識で止まったままになっていることでしょう。
そこで攻城団ではちいさな勉強会を開催しています。
現役の高校生が使っている教科書をみんなで読み合わせするだけのシンプルな勉強会ですが、毎回忘れていた記憶を思い出したり、あらたな知識を得られたり、参加者の満足度が高い勉強会となっています。
ご興味のある方はぜひご参加ください!