もとき()さん 大老   フォロー

いつもありがとうございます。
みなさまの攻城記録や写真を拝見して、やっぱり城っていいなぁと思いながら、次の攻城計画に想いを馳せています。

2021/7/17追記)
●日本城郭検定一級に合格しました!
●秋冬シーズンに向けて遠征計画中です。
●とくに山城はトレッキングになるので、アウトドアスタイルを模索中です…

もときさんが過去に回答した読者投稿欄のお題

最新順

初心者向けとするならば、「川越城」「鉢形城」「忍城」ですね。歴史に名を残す城ですから。

東軍です。
かなり難しい選択ですが、外様大名かつ唐入りでたいへんな経験をしたという想定なら、加藤・福島・黒田…という豊臣恩顧の勢いがある諸大名とともに、家康になびくことに賛同しちゃうかなと。利家が亡くなったのは、かなり大きいです。

「松本城」…国宝現存天守を外す訳には。
「上田城」…徳川軍を撃退した名城を外す訳には。
「小諸城」…穴城は外せないのでは?
長野もたくさん名城がありますよね。嬉しい限りです。

加藤清正を推したいです。
熊本城は清正が各地を転戦して得た築城技術の集大成ですし、豊臣家再興への思いが詰まった城だと思います。現在、熊本は震災からの復興を目指していますが、熊本城とともに完全復活を遂げてほしいので、苦難を乗り越えて立派な城を築いた加藤清正の勇姿を大河ドラマで観て、熊本を応援したいです。

名護屋城です。
「幻」のイメージにピッタリです。今は建物は何一つ遺っていませんが、ハンパないスケール感ですし、かつては豪壮な天守が建っていたに違いありません。三英傑の天下統一事業が後世の日本の城のイメージを確立したと思いますので、残る秀吉の城から選びました。
(信長-安土城、秀吉-名護屋城、家康-江戸城)

「ほうとう」を食べたことありますか?
城下町限定ではありませんが、山梨のソウルフードですし、何と言っても、信玄公の陣中食です。ザクザク切られたカボチャなどの野菜と太い小麦の麺が入った味噌煮込み。間違いありません。オススメです。

いつもありがとうございます。

みなさま、攻城の当日って、
・時間が足らず、あたふたしてしまう。
・必見ポイントをつい見逃してしまう。
・とくに山城は電波が届かず途方に暮れてしまう。
なんて事ありませんか?

攻城団が現地でガイドしてくれればいいのに。
……してくれますよ!!

城ごとの情報をスマホのカレンダーアプリにコピって、攻城プランを登録しておくんです。「紹介文」や「城主の攻城メモ」がオフライン状態でもサクッと確認できるようになるので、ポイントを見失う事なく、スムーズに転戦できるようになります。
しかも、「見学時間」「アクセス」を意識してスケジュール登録しておけば、アプリの機能で予定時刻に通知してくれるんです。『次はここを攻めよ』と。

攻城団の情報量だからこそ、なせる業です。様々なシーンで色々な使い方ができ、多彩な情報を引き出せるのが攻城団の強みですよね。よかったら、お試しください。

まずは、台風で被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。

千葉といえば、
「佐倉城」…江戸の搦手を守る老中の城。
「本佐倉城」…戦国の息吹を感じる千葉氏の城。
「大多喜城」…本多忠勝が初代藩主の城。
でしょうか。
里見氏に所縁の城も選びたかったけど、知名度が足りないかも。

余談ですが、浦安の有名な「城」について、
『アレは城じゃなくて、天守。』
というのが、持論です。

江戸城です。
...
天下普請で築かれた江戸城は、武家諸法度制定後も唯一増改築が行われたようですし、築城技術の粋を尽くした最終形の近世城郭だと思います。江戸城の完成された石垣を「基準」に、他の城の石垣を比較してみると、歴史の重みや進化が実感できるので、嬉しくなってしまいます。
...
全国には様々な城、様々な石垣があって、オススメはたくさんありますが、楽しみ方として「比べる」っていうのは、面白いと思うんです。

小幡城です。

攻城団の人気お城ランキングでトップを維持し続けている小幡城。天守どころか建造物は何ひとつ遺っていません。石垣も無い「土から成る城」です。

登城口から迷路のような深くて薄暗い空堀の中を右に左に延々と歩く事になりますが、彷徨っているうちに方向感覚を失って、不安と高揚感に包まれます。歩いても歩いても景色が変わらないんです。
迫り来るような土塁は高くて登れませんし、隠れる場所もありません。頭上から降り注ぐ弓矢の雨に晒されてしまいます。これでは、攻めてるのか逃げてるのか分かりません。

断片的な写真では魅力が伝わらないと思いますので、ぜひ、ご自身で体感ください!!

イメージは「陽の信長、陰の光秀」です。
信長の思考を体現できた光秀は、大袈裟にいえば、まるでもう一人の信長のようです。んんー言い過ぎか。

ルイス・フロイス「日本史」の光秀評は、要約すれば、『常に信長ファースト。謀略の達人で、築城(建築)技術にも秀でる。信長の寵愛を受けていた新参者の光秀を快く思う人はいなかった。』
光秀には、信長しかいなかったんです。

「敵は本能寺にあり」
光秀だからこそ、衝撃的なんですよねー。

嬉しいことに、
まだまだ攻城できていない城がたくさんありますし、攻城済のお城でも、岐阜城のように新たな発見があったとか、鹿児島城のように建造物を再建する(した)とかで、再訪を誓う城もたくさんあります。

一方で、
熊本城のように天災で遺構が破壊されたり、首里城のように火災で焼失してしまうようなケースもあって、復興への道を歩んでいる城にエールを送りに行かなければ、と思っています。

みなさまの攻城記録や写真を大いに参考させていただき、得た「情報」や「気付き」をもとに、今年も感動体験をしに、参城する所存です。

宇喜多直家です。

「麒麟がくる」は、主人公の明智光秀だけではなく、斎藤道三と松永久秀も初回から登場しました。武勇より、知略、謀略を得意とした武将達です。下克上の雰囲気が漂う世界観に期待が高まります。

直家は、
幼少期の不遇が反動になったのかもしれませんが、のし上がる過程で、
・舅を酒席に招いて謀殺。
・仇の島村盛実を誘い出して誅殺。
・男色家に美男を潜り込ませて暗殺。
・三村家親を鉄砲で暗殺(日本初!)。
・娘婿の重臣を「鹿と間違えた」と射殺。
・「毛利に内通してるだろ」と家臣切腹。
・妹婿や娘婿を次々に毒殺、、
…戦国の武将であれば、騙し討ちや暗殺くらいは少なからずやってるかもですが、ちょっとレベルが違うと思います。

大河ドラマは無いなぁ。

明智煕子です。今年のイチオシとして。

『月さびよ 明智が妻の 咄せむ』
攻城団ブログにも掲載されましたが、松尾芭蕉の詠んだ句です。貧しいはずなのに、あたたかいおもてなしをしてくれた旅先の夫婦に煕子の話をしてあげたんだそうですよ。
「顔に疱瘡の痕が残ってしまったのに、光秀は意に介さず妻にした」とか「自分の黒髪を売って金を工面した」なんて話でしょう。美談ですよね。煕子には優しさだけでなく、日本人女性がもつ芯の強さを感じます。

大津の西教寺に煕子の墓がありますので、坂本城攻城の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

管理といえるほどしっかり分類している訳ではないのですが、地域ごとに分けたクリアフォルダに入れてあります。
・城ごとに数やサイズが異なる
(こんなにあるの?って城ありますね)
・冊子や1枚モノなど、タイプが多様
(これで無料?っていうのありますよね)
・攻城のたびに増えていく
(再訪すると増えてたりしますよね)

もう少しスマートに保管する方法を教えてほしいです。写真を撮ってデータ化すればいいのかもですが、もはやそんな数では…。地元の愛と情熱を感じますし、大切に保管したいと思っています。

2017年の二条城です。
東大手門修復完成記念として東南隅櫓内部が公開されていました。
唐門や二の丸御殿に直行する修学旅行生や外国人観光客の集団を横目に、いざ、櫓の中へ。
…なんという事でしょう。
学芸員のおじさん以外、誰もいないではありませんか。賑やかな人の群れが流れていく外の二の丸と静かで薄暗い櫓の内部…
「これはコアな話が聞けるチャンスかも」
寂しげなおじさんに声を掛けたところ、一転して満面の笑みに。で、色々教えていただきました。
中でも印象深かったのは、今では知られるようになった『東大手門の千鳥』。興奮しましたー。すぐ見に行きましたし。

学芸員や警備員など、現地スタッフは流石にいろいろよく知っていて、しかも、話したくて仕方がない方が多いように思います。人が多く忙しそうな状況でなければ、チャンスですよ。

「金沢城」…北陸随一の城を外す訳には。
「七尾城」…五大山城を外す訳には。
「鳥越城」…百姓の持ちたる国ですから。
加賀百万石の栄華に至るまでに数々の激戦があった地域ですよね。流石にいい城がありますー

攻城団より優れた城の情報共有サイトがあるでしょうか。
体験記や写真が満載なので、情報収集するうえでこれほど役立ち、攻城意欲を掻き立てられるサイトはありません。ひとりだけの記録ではなく、城好きのみなさまがいろいろメモを残してくれている事が大きいです。
例えば、静岡の花倉城。
みなさまの攻城メモや写真がなければ、登城口に辿り着けず、途中で断念したかも。車のナビには出てきませんし、分岐ありの狭い道を登るので、難易度:高です!

攻城計画時に役立つ最強の情報共有ツールですよね。ありがとうございます。

お城ニュース
「小和田哲男先生がYouTubeチャンネルを開設(2020-05-13)」です。
***
小和田先生といえば戦国史研究の第一人者ですし、日本城郭協会の理事長です。最新情報や「麒麟がくる」「英雄たちの選択」などの補足や裏話など、様々な話をしていただけるので、かなり興味深いです。
***
もともと草木が生い茂るシーズンの攻城はキビシイのですが、加えてコロナ禍で遠征を自粛している今の状況において、小和田先生が動画をアップされてると知れば、観ない訳にはいきません。
***
ありがとうございます。

「高取城」…圧倒的なキングオブ山城
「大和郡山城」…大和国統治の要
「信貴山城」…松永久秀最期の城
梟雄イメージが払拭されつつある松永久秀。寺社勢力の強い奈良を武士が統治するのはかなり難しかったハズ。ボンバーマンはかわいそう…

羽柴方です。
「主君殺し」にどれほど大義名分があるのか?がポイントだと思います。様々な黒幕説があるくらい状況がハッキリしないので、謀反人の成敗を目的として集結する秀吉軍に合流するのがベストじゃないでしょうか。(武士として「日和見」はどうかと)

「足利氏館」…貴重な中世城館
「唐沢山城」…家康を怒らせた名城
「宇都宮城」…秀忠を怒らせた名城
栃木は難しいです。
遺構の素晴らしさで選ぶなら、烏山城や西方城は外せません。でも、県の代表としては選ぶのなら、知名度が必要。歴史に名を残す足利一門の氏寺と関東七名城は選んでおかないといけないのかなーと。

鳥取城+太閤ヶ平です。
「えっ?地元の人でも雨上がりには行かないよ」@仁風閣
そんな事言われましても、はるばる来たので気合いで歩きます。麓の天球丸から山上ノ丸(本丸)まで登って、更に山中を太閤ヶ平まで。移動だけで片道1.5h、アップダウンの激しい行程です。
前日の雨で濡れた岩場は滑るし、でっかいヘビいるし、この道でいいのか不安になってくるし…
でも、秀吉も眺めた景色、渇え殺しの距離感。キツさを上回る感動があるんです。
山城にはドラマとロマンがあるので、キツくても行きたくなるんですよねー

黒田官兵衛です。
大河ドラマで「軍師xx」ってタイトルが成立しそうなのは、あとは竹中半兵衛と太原雪斎くらいでしょうか。山本勘助と直江兼続は大きなテーマに括られてしまいましたね。面白かったけど。

「岐阜城」…天下布武の城。
「岩村城」…森の中に佇む六段壁。
「苗木城」…フォトジェニックな岩山に。
岐阜県は都道府県魅力度ランキングでは低迷してしまいましたが、城跡編で同ランキング調査を行えば、確実に上位だと思います。麒麟がくる効果で今年はチャンスだったのに…

松山城はいかがですか?
貴重な現存12天守のうちのひとつですし、遺構が数多く残る心ときめく城です。
さらに坊ちゃん列車に乗って風情ある道後温泉や恋愛成就のパワースポット円満寺を巡ったり、タルトやお団子をいただいたり…魅力てんこ盛りです。
近くには趣が異なる湯築城も。
城旅。素敵じゃありませんか。

「岡城」…屈指のタイムスリップ感。
「中津城」…官兵衛、野望の水城。
「佐伯城」…衝撃の階段状石垣。
他にも大分には府内城(スゴい海城)や臼杵城(日本のモンサンミシェル)、長岩城(ヤバさ部門なら日本代表レベル)など、バラエティに富んだ素敵な城がたくさんありますよね。
温泉だけじゃありません!!

行ってみたい城が
どのくらいあるのか洗い出してみました。
…かるく300を超えていました。
時間と予算と体力が無限にある訳ではないので、北海道の先端から少しずつ南下していく…みたいにはいきません。じゃあ、ざっと厳選して攻城計画を練ってみようと思ったんです。
行ってみたい城がたくさんあります。また行きたい城もたくさんあります。困りました。楽しいです。

「高松城」…鯉泳ぐ堀に水門なんて
「丸亀城」…瀬戸大橋を遠望だなんて
「引田城」…城跡に灯台があるなんて
瀬戸内海を望む3つの城。もっとアピールしてもいいでしょ。こんぴらさん登って、美味しいうどんも食べて、城にも行きましょうよ。あゝ屋嶋城にも行きたいー

藤堂高虎です。
肖像画とともに透かしで城が描かれていたら、最高じゃないですか?
もっとも、兜をかぶってしまうと紙幣に収まらない可能性大ですけど。

桜田門(江戸城)です。
井伊直弼が襲撃された事件が有名ですが、今はドラマでよく見る警視庁が目の前にあって「桜田門映らないかな?」と、つい期待してしまうロケーションです。
面白いのは櫓門の位置。
「そこでいいの?」
片方(内側)が石垣とか土塁に接してないので、完全な桝形になっていません。ユニークさをGoogleマップで確認ください。

本多忠勝と小松姫です。
活躍した「親父と息子」だとたくさん思い浮かぶので、「娘」で選んでみました。
江戸時代になって取り潰しにあった家や藩は数あるなかで、徳川の天敵だった真田家は生き残りました。もともと真田にしぶとさがあったとはいえ、東国無双の本多忠勝と真田に嫁いだ小松姫の存在はかなり大きかったハズ。
…凄い父娘だと思うんです。

「躑躅ヶ崎館」…風林火山の旗なびく
「新府城」…七里岩の断崖と丸馬出し
「甲府城」…県内唯一の近世城郭
山梨にも凄い城がたくさんあります。
甲府城こそ武田滅亡後の築城ですが、やっぱり甲斐国は武田。
『人は城、人は石垣、人は堀』
城造りを重視する信玄公ならではの言葉だと思いませんか?今年2021年は信玄公生誕500年記念です。

「金田城」…国防最前線×城
「志布志城」…シラス台地×城
「原城」…キリシタン×城
が現時点でのトップ3でしょうか。
とくに城の成立ちや歴史を考えるうえで、九州は超重要な地域だと思っています。
しかもユニークな城がたくさんあるのに、未踏エリアが多い。
きっとそのうちに…

「久保田城」…秋田、土の城の代表。
「秋田城」…古代城柵が現代に蘇る。
「脇本城」…爽快感がたまらない。
秋田県も魅力的な城がたくさんありますよね。しかも「石垣に天守」という一般的なイメージではなく、古代城柵や土の城が多いので、城の歴史を実感できます。

「大阪城」…豊臣大坂城含む
「飯盛城」…元祖天下人の城
「千早城」…籠城戦の先駆け
帝がいる京都に近く、物流の要所だった大阪の地に城を築くのは、他の地域とは意味合いが違うように思います。天下、覇権争いが深く関わってきますし。そう考えると石山本願寺もスゴいですね。

「水戸城」…御三家はスケールが違う
「土浦城」…江戸と水戸を繋ぐ譜代の城
「小幡城」…なんて魅惑的な土の迷宮
茨城にも心躍る土の城がたくさんありますよね。選地、縄張ともにバリエーションが豊かですし、堀ウォークがたまりません。
ちなみに県名の茨「城」、読みかたはイバラ「キ」です。水城などと同じですね。

鳥居元忠です。
関ヶ原の戦いの前哨戦のひとつ、伏見城の戦いで散った元忠。今川家の人質だった頃から家康に仕え、生涯徳川家に忠義を尽くしました。
会津征伐に向かう大軍を率いる家康と大坂城に程近い伏見城の留守居には少数の兵でよいとする元忠。長年苦楽を共にした主君と家臣の姿は対照的で、別れの晩酌エピソードは涙モノです。
関ヶ原の戦いの後、元忠の血糊が着いた伏見城の床板は徳川家ゆかりの寺院に、畳は江戸城の伏見櫓にそれぞれ掲げられたそうですね。
武士の鑑。映画にしてほしいです。

たとえば、
・なぜ関東は土の城が多い?
・加工がしやすく寒さに強い石を瓦に?
・雨が多い地域だから?
などなど、戦況や政治的な思惑だけではなく、地域ごとに地質や気候(あと災害)が城造りに色濃く反映されているのでブラタモリ的な要素が自然とおもしろくなってくるんです。いわゆる地学ですね。
さらに鬼門とか(方位学)や破風とか(建築学)城好きなら足を踏み入れるゾーンだと思います。奥深い…

「箕輪城」…空堀のスケールは圧巻
「金山城」…ここにしかない独特の空間
「岩櫃城」…竪堀を歩く高揚感
上杉、武田、北条が鎬を削った戦国時代の上野国って激アツ。長野業政や真田昌幸のような老練さが無ければ生き抜くことができなかった地域ですよね。
当然、城もスゴイことになってます。

必ず「熊よけの鈴」を持っていきます。
登城者が比較的多い日本100名城クラスでも「出没注意」の注意書がありますよね。熊の生息地に城があるので致し方ありませんが、できるだけ遭遇を回避しなければなりません。散策のベストシーズンが冬だと思う理由のひとつです。

「松江城」…いぶし銀の国宝天守
「月山富田城」…山陰にも麒麟はいる
「津和野城」…城から眺める景色最高
…月山富田城は江戸時代の小説、雨月物語「菊花の契」の舞台です。歴史や伝承に加え、フィクションやサイドストーリーをきっかけとした城巡りもありですよね。松江城は「怪談」、津和野城は「案山子」のような。
風情がいいんですよ、島根。

桜の名所として有名な高遠城は紅葉もキレイなんですよ。城内は鮮やかな赤に染まります。
季節だけではなく、時間帯(夕暮れとかライトアップとか)や天気(降雨とか霧とか)によっても表情が変わるので、城って素晴らしいし、日本って素敵です。
(写真は南郭−法憧院郭間の白兎橋から)

「山中城」…感動のワッフル堀
「駿府城」…発掘調査中の大城郭
「高天神城」…武田対徳川激戦地
3つしか選べないので、伊豆、駿河、遠江から一城ずつ選びました。今川、北条、武田、徳川…激戦区の城は素晴らしくなってしまうんですよね。現存御殿とか巨大丸馬出しとか出世城とか静岡にはまだまだ…

杉山城です。
築城時期や城主については謎に包まれていますが、縄張が秀逸すぎて「教科書」「最高傑作」とも呼ばれる魅惑の城です。討死シミュレーションの楽しさを教えてくれた城に再訪しなければいけません。

能島城です。
瀬戸内海に浮かぶ周囲1㌖に及ばない小さな島ですが、激しい潮流に守られた村上海賊の城です。
島から海を眺めていると、戦国に名を馳せた水軍の一員になったような気がしてきます。ロマンが止まりません。
いざ、しまなみ海道へ!

増山城…切岸、堀切、馬之背ゴ最高
富山城…さらさら越えはここから
高岡城…哀愁を感じるザ・城跡
富山城の模擬天守、郷土博物館の秀逸展示は揺れ動く越中国の様子がよくわかりますし、増山城の春風亭昇太師匠の音声ガイドは、いっしょに歩いてるような感じがしておもしろいです。
やさしさの中に感動がありますよね、富山って。

「安土城跡→」
東海道新幹線の米原ー京都間、西側琵琶湖方面を眺めていると小さな山の斜面に掲げられた看板に気付きます。
ポイントは「→」
安土山は看板のある山と右隣りの山との間から瞬間的に見えます。矢印は「右側(=山の間)を見よ」ってことです。看板のある山が安土城だと思っていませんか?

ちなみに
右隣りの山は繖山(観音寺城)です。

江戸城…日本城郭の集大成
滝山城…北条氏のスゴい馬出し
八王子城…北条氏のスゴい山城
東京にもスゴい城がたくさんありますが、代表を選ぶならこの3つでしょうか。東京アラート発令時、赤く染まるレインボーブリッジの画像に品川台場も写り込んでいました。続100名城がこんな形で全国に…

「江戸城」です。
ぐるっと周囲14㌖の外堀に守られた天下普請の完成形近世城郭であることもさることながら、参勤交代で全国の諸大名が概ね1年おきに城内にいて(妻子はずっと)、近くには小田原や川越、佐倉など譜代大名が後詰めに。
…システム最強。

『どうする家康』
このフレーズに集約されてると思います。
今川義元、信長、光秀、秀吉。あと武田に真田、さらに一向宗も。何度も何度も窮地を脱し、天下人になった逆転人生のひとですよね。
三英傑のホトトギス川柳、
『鳴くまで待とう』
って「寝て待つ」のではなく、「チャンスを狙う」って意味だと思うんです。実際は。

鬼ノ城です。
神籠石には古代のロマンが溢れてると思います。記録がなく謎に包まれていますが、なぜ「鬼」なのでしょう?
「温羅伝説」「桃太郎伝説」
想像するだけで楽しいし、鬼城山のパノラマも素晴らしいです。このまま解き明かされなくても、いい気がします。
ロマンのままで。

鞭声粛粛 夜河を過る…
「第四次川中島の戦い」です。
夜陰に紛れて川を渡る上杉軍。夜明けの朝靄の中、武田本陣の目前に突如現れる…
「毘」と「風林火山」の旗がはためく戦場なんて恐ろしすぎですが、壮絶な戦国時代を代表する戦いだと思います。
「天と地と」リメイクしないかな。
(写真は川中島古戦場跡の八幡社にある信玄と謙信一騎討ちの像と妻女山展望台から見た八幡原方面の景色です)

「関ヶ原」(司馬遼太郎)です。
ボリュームがあるのに、あっという間に読み終わりました。文字を読んでる感じがせず、武将たちが目の前を駆けていくような感覚になったのは私だけでしょうか。渦巻く人間模様と緊張感。もっと知りたくなる島左近。間違いありません。
(写真は小説の舞台、関ヶ原の布陣図@松尾山城です)

岡山城ですね。
鷺、亀、鯉、鶴、虎…
基本的に皆、縁起の良い生きものばかりですね。江戸時代になって国や町の発展の中心に城があったことを裏付けてるように思います。
今でこそ不吉なイメージがありますが、もともと神聖な鳥なのに…カラス。

「関東七名城」です。
一番の理由は、都道府県魅力度ランキングではいつも下位の北関東の城ばかりが選ばれていることです。
旅行先としての優先順位が比較的低い地域だとしても、「行ってみよう」のキッカケになるいい企画・バッジだと思うんです。
思惑はあれど、上杉家のチョイスですし。

「北畠氏館」です。
伊勢国司の城館が想像以上に山深いところにあって驚きました。大和国から伊勢神宮に至る伊勢本街道沿いにあるので、かつては栄えていたかもしれませんが…
お城EXPOの北畠氏城館ブースで教えていただいたオススメのアクセスルートは県道15号です。また行かないと。

たとえば小諸城です。
城巡りのベストシーズンは冬ですが、小諸城のような哀愁漂う石垣はオールシーズン最高です。(もちろん姫路城や松本城などの「現存天守 × 日本の四季」も間違いなく素晴らしいです)

たくさんありますが…
「玉縄城」
主郭がまるっと清泉女学院。難攻不落。
「水戸城」
小中高、さらに幼稚園まで。弘道館も。
「龍岡城」
校章も星形の田口小は2023年3月に閉校。
…城跡に学校…これも歴史ですね。

「高知城」です。
城にとって雨は天敵。山城で土塁の土が堀底に流れていくところを目の当たりにして、こうやって城は崩壊してきたんだなぁと思ったりします。(現在も排水対策が不充分な盛土が社会問題になっていますが…)
そんななか、国内有数の降雨地域にある高知城は雨対策のオンパレードなので、むしろ雨の日に行きたい城です。晴れた日の石樋なんて。

「阿寒湖アイヌコタン」です。
根室半島チャシ跡群を訪ねるにあたり、アイヌの文化や風習を体感しておきたいと思い、距離はありますが阿寒湖まで行きました。
現地にはミュージアムやアイヌの方々が営む民芸店が多くあります。ゴールデンカムイの世界観を知ると、北海道の城廻りがより楽しくなります。

石川数正です。『どうする家康』的に。
長年苦楽を共にしてきたのに、数正はライバル秀吉のもとに出奔します。家康を支え続けた功労者ですから、徳川家を守るためであればドラマティックですが…
番組最後の紀行コーナーでは松本城が登場するのかな。

親子の年代とか城メインにすると変わりますが、アクティビティやレジャー要素強めのチョイスであれば…
城×忍者…伊賀上野城(小田原城)
城×ゆるキャラ…彦根城(熊本城)
城×遊覧船…大阪城(他にもたくさん)
なんてどうでしょう。
城×動物園、城×キャンプ、城×サイクリング、城×宿泊…いろいろ思い出づくりができそうですね。

●大阪城「御座船」…水堀から立ち上がる圧倒的な高石垣を間近に見ることができる。(写真)
●能島城「潮流クルーズ」…海面に段差があるなんて。天然の要害はアドベンチャー度が高い。
●柳川城「川下り」…網の目のような水堀めぐり。

あとは佐賀城、松江城、萩城、広島城、高松城、八幡山城、彦根城、江戸城…船のサイズ感はいろいろ。

「川越まつり」です。
藩主松平信綱(知恵伊豆)が氷川神社に神輿などを寄進して祭礼を奨励したことが始まりだそう。大きな山車がいくつも登場して、小江戸の町並みはエネルギーに満ちあふれます。もみくちゃです。

躑躅ヶ崎館(武田氏館)です。
景色とか食べものとか温泉とか…とにかく山梨がいいところなので、よく遠足します。山梨まで来たのなら武田神社(武田氏館)を参拝しなければ、というのが理由です。城内の散策も当然するのですが。

二条城です。
修学旅行で訪れたのですが、時間がなくて城内をダッシュで駆け抜けました…若気の至りです。
うぐいす張りだけはしっかり覚えているものの、あとの記憶は定かではなく…若気の至りです。

1543年_鉄砲伝来
戦い方を変えた鉄砲。城の造り方もかなり変化させましたね…
1571年_比叡山焼き討ち
神仏習合の日本で延暦寺を焼き払うというのはかなりの衝撃…
1600年_関ヶ原の戦い
全国の諸大名が一斉に二者択一を迫られるなんて、どうする…

戦国LOVEWalker2024「最愛の城100選」に甘崎城が食い込んでいて新鮮でした。凄いですね攻城団。
2024年も日本100名城、続日本100名城と遜色ない甘崎城ランクの城も多く訪ねたいと思っています。

攻城記録の「見学時間」を記録するために『登城開始/終了時に写真を撮る』です。
位置情報や日時が記録されるスマホのカメラ機能。対象は登山口、大手門などケースバイケースですが、旅の記録にもなりますし、すっかり習慣化してます。
写真で時間を計測するようになるなんて。
(備中松山城ふいご峠駐車場より8:25登城開始)

彦根城です。
はじめて訪れた現存天守で、ほぞ穴が残るグネグネ曲った梁に興味津々。天守ってなんだろう?のはじまりです。他の天守もみんな特徴的で素晴らしい!
…現存12天守をはじめて提唱された三浦正幸先生がお城EXPO2023で現存天守=16.5城との新たな見解を発表されました。
・熊本城初代天守(宇土櫓)
・松本城初代天守(乾小天守)
・清洲城天守(名古屋城西北隅櫓)
・笠間城天守(佐志能神社社殿)
・伏見城初代天守(福山城伏見櫓の柱材)

図書館みたいな存在でしょうか。
記録の保存と継承、知識や情報の伝播を円滑にするコミュニケーションの媒介が図書館の役割だそうです。
城ページに攻城メモ、写真やこの読者投稿欄などなど、みなさんの記録の積み重ねがとても役立っています。

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今日のレビュー

超約版 家康名語録

サイン本の企画で当選して、楽しく読ませてもらっています。家康の環境が段々と変化していくに連れて名言としてもより変化が感じられ、今まで知らなかった事がたくさんありました!
何より現代においての名言の活用内容なども書かれており、ただの歴史本と言うだけではない本でした

御城印好きさん)

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