城址全域に渡って適度な整備がされているため見学しやすい印象です。訪問した日もご夫婦が草刈りなどの整備をされていました。感謝です。

裾野市中央公園の観光案内所でいただいた縄張り図を片手に攻城。主郭部は藪になっているものの、二条の堀切を確認しました。

城山神社は土塁などの遺構を残したまま遊具がならぶ公園になっており、何となく新鮮な光景でした。

当時は城址付近が海岸線だったと想像すると、神戸の町の見え方がガラッと変わりました。

出城の主郭から墓地側に降りる通路沿いに立派な堀切があります。
見学には下草が少ない冬場をオススメします。

東側の斜面は覗き込むのも怖いくらいの断崖絶壁が続いています。規模の大きさと遺構の保存具合はこの地域で一番と思います。

城郭としてはオーソドックスな造りですが、石垣が玉石になっているだけでこうも印象が変わるものかと驚きました。一度は見ておいて損は無い城郭だと思います。

北側の曲輪にも立派な土塁が残っているようですが、藪化と宅地化で見学は難しそうです。

鶴松館は入場無料ですが開館は土日のみ。
ジオラマや縄張りなどが展示されているので、攻城前に立ち寄って情報収集することをオススメします。

金比羅神社(旧妙音庵薬師堂)の背後を直登して尾根沿いを右方向に進むと城址に至ります。あちこちに野生動物の掘った巣穴がみられますので、攻城時は備えをお忘れなく。

主郭と二郭の間の二重堀切がビューポイントでした。案内板やルートも整備されているので見学しやすいです。

八幡平城と同じく堀切が見所です。徒歩圏内には新野左馬助公の墓所である左馬武神社がありますので、セットで巡るのをオススメします。