箕輪城の丸馬出しを確認していなかったので、北側を探索。
左側の丸く盛り上がった地形が丸馬出しらしいが、それよりも円弧を描く三日月堀がそもそもここら辺では残っていないらしい。
全く埋まってしまい、想像するしかない。

武者溜まりは本丸東虎口前に有った、周囲に石垣と堀を伴った馬出し状の曲輪。
現在は、冠塀台石垣と呼ばれる蔀土居の位置確認をしています。

吉田城の本丸虎口。石垣により桝形と食い違いが形成されている。
本丸内で何かイベントを開催するようだが、この雨で本丸内は泥沼化していて侵入は困難。早々に退散。

豊橋公園からは大きな通りを挟んだ大手通りという細い路地に標柱が立つ。
正面は豊橋市公会堂。

排水構としての虎口の役割もあるのか、桝形から雨水が流れ出ている。

解説板にあった三次元画像。
縄張り図よりも直感的で判りやすい。
山腹をぐるりと囲む帯曲輪のような地形は何だろう？
なんとなく、井伊氏の時代のモノでは無いような気がする。

非常に単純な単郭の城です。
そもそも、ここは、井伊氏の詰めの城では無いようです。

この奥まった位置にある曲輪は、山里の意味があったのかも。
正面には天守台。

おそらく、この南側の虎口が正面だろう。南側に馬出し状の小曲輪が付き、石垣には大きな石が使われています。

二の丸側の櫓台から土橋を経て、こちらも櫓台と称する小曲輪から本丸広場に至ります。
ここは、やっぱり櫓台ではなく馬出かな．．．

右側の切り岸上には櫓台が有ります。
この光景で真っ先に似ているなーと思ったのは、埼玉県の菅谷館の横堀です。堀に突き出す高くて鋭い切り岸と深い空堀。

舌状台地を堀切で区切る縄張り。
埋まってしまい、両側の切り岸がなだらかになっていますが、実は相当深い堀らしいのはわかりましたが、。

二の丸武者溜まりの発掘調査が始まりました。
ついでに三十間堀の調査も行われるか？