岩村歴史資料館（岩村藩藩主邸跡）に車を停め麓から攻城。藩主邸跡（駐車場）は24時間利用できそう。日本一高い山城と呼ばれていますが比高はそれほどではなく、距離も登城口から800ｍですので写真を撮りながら気持ちよく攻城できました。

想像していたよりは、ちゃんと城址でした。休憩場からの展望は良く岐阜城が綺麗に見えました。

はじかみ林道から攻城。道は整備されていますが狭く、アップダウンが結構あります。さらに切井戸や、番所跡を見学しようと思うと余分に上り下りすることになります。

山頂の城域自体は狭いので車で山頂まで上がれば、短時間で見学可能です。また山頂までの道は登りと下りで道が違い一方通行なので狭いですが対向車の心配はないです。

鳥取道の佐渕トンネルの真上が城址です。南東側から攻城しましたが途中、倒木が多く結局直登になってしまい、帰りは林道を使って西側の谷から北側を回って帰りました。東側の麓の道沿いに城主の墓と案内板があります。

二時間半かけて城域全てを見てまわりました。城址を囲むように70本近くの竪堀（畝状）が廻らされ、北西尾根に4重の堀切、北東と城址中央には３重の堀切、曲輪も綺麗に整地されており見応えたっぷりです。主郭から北側の植林エリアにはこの時期でもダニがいましたので気をつけて下さい。

朽ちてた案内板が新調されているようなので写真を撮ってきました。廃校跡から南に少し歩いた場所で案内板のある坂も登城口で廃校奥の登城道と合流します。
ただ、道が荒れているので南麓にある鳥渕神社から尾根伝いに登る方法もあるようです。

小屋の段方面へ向かわないならグランドではなく、もう少し先の「おくび」のところにも駐車スペースがあるのでそこを利用するのが楽だと思います。

案内板もなく登城口すら整備されていないのですが、遺構に関しては素晴らしいものがありました。 主郭の周囲には横堀、土塁、竪堀折れを持つ虎口、畝状竪堀などがあり、 主郭の西側にも自然地形ですが広大な曲輪が広がり、そこには石組み井戸や空堀などが明確に残っています。

地黄城は2016年に敷地内にあった中学校が閉校するなど、ここ１０年でかなり様変わりしています。 その様子が実は今ならストリートビューで確認できます。 城址大手の交差点を境に北が2010年9月、南が2013年10月時の写真、航空写真は現在のものです。

駐車場の隅にある登山口から攻城。
最近草刈りはされてないようだが、攻城には問題なし。
遺構に関して案内板があるので助かりました。

見れる範囲は狭く、天守台まではあっという間です。時間に余裕があれば花明山植物園を通って中の島に行くのもいいですよ。
あと大河ドラマ館にも寄ろうと思ったのですが、会場がスタジアム内なのでサッカーの試合があるとスタジアムの駐車場がサッカー専用になるようで、周りの駐車場も満車で諦めました。

国道から登城口までの農道は狭く、駐車スペースもほぼないので気をつけてください。（小型車1台がギリギリ程度）登山道は途中右折してから大堀切の尾根までは急なので結構しんどいです。虎口近辺に石積や、主郭の周囲に鉢巻き石垣が残っています。

学校敷地内なので案内板のみ。
道路から案内板は見えますが駐車スペースはなく、ちょっと行ったところの空き地に停めさせてもらいました。

一車線の狭い道ですが一ノ丸と二ノ丸の間まで登れます。アンテナ施設などが建ってる曲輪もいくつかありますが、城址をぐるっと囲うように竪堀が無数に残っており壮観です。

古代山城なので遺構は外周の土塁や水門跡になります。一番整備されている一の木戸と案内板付近の土塁跡を確認してきました。