福井県は、朝倉氏や柴田勝家、松平春嶽など戦国時代や江戸時代に福井で活躍した人物のエピソードをまとめた「歴史秘話」を公開しました。
戦国時代が47話、幕末明治が55話で合計102話となっています。
歴史秘話は二〇一六年から県が不定期に発行してきた同名のチラシに連載されていた。NHK大河ドラマを誘致する運動に合わせて作成。PRのためテレビ関係者に送ったり、県内の歴史イベントで参加者に配布したりしてきた。主に県職員が執筆。今回は各市町の学芸員らが加筆し、再編集した。
「戦国編」には朝倉氏や柴田勝家にまつわるものが多い。朝倉家の名将・朝倉宗滴がタカ狩り用に、当時珍しくタカを繁殖させていたエピソードでは「育てた鷹(たか)は百発百中で獲物を仕留めると評判で、都でも話題になった」と記している。
勝家の妻、お市の生存説も興味深い。三十七歳の時、羽柴秀吉に攻められて勝家と一緒に北庄城で自害したというのが通説だが、「お市は城の裏手を流れていた足羽川から脱出」していたとの別説もあるという。近江、伊賀に移り五十三歳で没したとする。来年の大河ドラマの主人公、明智光秀の秘話も充実している。
さっそく読んでみましたが、 1記事がおおよそ1000文字程度とコンパクトにまとまっており読みやすいです。
肖像画や図表も取り入れられており、印刷してじっくり読んでみたいと思いました。
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