姫路城の石垣に使用された石の採石場が、地元住民団体「増位の史跡を守る会」の調査で見つかりました。
世界文化遺産・国宝姫路城の石垣に使われた石が、城の約4キロ北にある増位山から採石されていたことが、兵庫県姫路市の市立城郭研究室の調査で分かった。姫路城の石垣の採石場所は複数あると推定されてきたが、特定されたのは、城の南西にある鬢櫛(びんぐし)山に次いで2例目。専門家は「どの山のどんな石をどう加工していたかが分かり、石垣を原形に忠実に保存・修復できるようになる」と評価する。
姫路市立城郭研究室の多田暢久係長によれば、矢穴の大きさから、池田輝政による築城時か、本多忠政による西の丸造営時と考えられるみたいです。