攻城団はこれまで無料で使えるサービスとして運営してきましたが、今後はいわゆるフリーミアムモデルに変更していきます。
辞書的な説明としてのフリーミアム(freemium)は「基本的なサービスは無料で提供しつつ、高度な機能や特別なコンテンツについては利用料を課金する仕組み」を指します。攻城団で説明すると、ある程度までは無料でも使えるけれど、ちゃんと使い続けるには毎月サポーターになる必要がある、という感じです。
その第一弾として、攻城記録を残せる回数に上限値を設けることにしました。6月の時点で「行きたい」には上限値を設けていましたが、今回はより影響が大きい攻城記録についても変更を決めました。
すでに対象者(上限値をすでにこえている方および今後こえそうな方)には今週メールで攻城団の窮状を含めてご説明しています。
そのメールには今後の可能性として以下のようなものをリストアップしました。
【95%】攻城記録を残せるお城の数に上限値を設定する(例:200城)
【70%】毎月サポーター以外は検索と攻城記録しか利用できなくなる
【50%】1日に閲覧できるページ数に制限がかかる
【25%】ログインできる日時に制限がかかる
【10%】攻城記録などログイン後の機能は毎月サポーターしか使えなくなる
今回はリストの一番目を実行したことになります。
団員の中には攻城記録を何百回、ときには1000回以上も残してくださっている方が大勢いらっしゃり、ありがたい気持ちでいっぱいですが、そうした方々が利用する際のコストを毎月サポーターが負担する構造には違和感がありました。
フリーミアムは「お試しは無料だけど、本気で使うにはお金がかかる」という応益負担を基本とした考え方なので、攻城団もそうあるべきだと思いました。
(第一弾と書いたとおり、今後リストのほかの項目やそれ以外の変更・制限を加えていく可能性があります)
攻城団を立ち上げた際、ぼくは「お城めぐりをライフワークと呼べるような趣味に」と謳い、それを実現するための機能やイベントを充実させてきました。
当時はサイトの規模を大きくし、広告収入で運営するスタイルが主流だったこともあり、ぼくもそれを前提にしつつ、さらに攻城団ならではの取り組みとして「サポーター/スポンサー」制度を設けました。理念に共感していただく方に直接支えていただくことで収入を安定させる考えでした。
一時期は広告だけで月に30万円以上になったこともありましたがコロナ禍以降、広告の単価が下がり、かつ醜悪で危険な広告が増え、昨年秋にぼくがチェックできない広告については取りやめることにしました(現在は一部の方=利用頻度が多く、毎月サポーターではない方には表示中)。
同時にサポーターからの直接支援で運営することに決め、機能強化やお城の追加登録、イベント開催などに注力してきた経緯があります。
現代は舵取りが難しい時代です。
丁寧に良いものを作ったからといって支持されるとはかぎりません。むしろ過激で極端な言動が人気を集めています。
広告をアテにするということは、こうしたコンテンツと競うことになります。ただぼくはどうしてもそれに納得ができないのです。勝つ自信もありません。
不器用でも愚直にサイトを運営し、その安全性や充実度を評価してくださる少数の方を相手に運営費の一部負担をお願いするほうが、長くがんばれると思いました。
ここまで考えてようやく「無料で使える」を前提にするのはおかしいと気づいたのです。
ライフワークを支援するためにサイトを存続させなければならない、その手段として法人化も実現したわけですが、「無料で」をどこかで義務のように考えていました。みんなそうしているから、ふつうそうだから、と思考停止していたようです。
使いたい人にお金を払っていただき、多くの人が使いたくなるようにサービスを充実させる――このほうがよほど自然ですし、個人や中小企業には向いたやり方です。
うまいラーメンを作り、食べた人からお金をいただくのと同じ話です。
攻城団はこれまでも何度かスタンスに関わる変更をしてきました。
オープン当初は招待制でしたが、それをやめて誰でも自由に登録できるようにしたり、またフォロワー数の開示も途中でやめました。
今回の攻城記録数の上限設定も将来振り返った際に大きな意味を持つ変更になると思います。ただみなさんに「生涯使えるサービスを提供すること」と「無料であること」はまったく別で、後者のために前者が犠牲になるのは本末転倒だということはご理解ください。
どうか攻城団を便利だと思うなら、ここにある機能・コンテンツ・コミュニティ等々に価値を見出していただけるなら、毎月サポーターになって運営費の一部をご負担いただけますようお願いいたします。
みなさんのご支援を無駄にせず、より良いサイトにすることをお約束します。
毎月恒例の月次レポートを公開します。猛暑・酷暑が続いているので危険だと思ったら計画を見直しましょう。ぼくは家に引きこもっていろいろ取り組んでますので、引き続き攻城団を楽しんでください!
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