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桂書房の「中世城郭図面集」シリーズの越前国編。全3巻。第3巻は、越前国の城郭のうち、越前市、池田町、南越前町、敦賀市の城郭の縄張り図を紹介した一冊です。著者は前巻に続き、佐伯哲也氏が監修。
目玉としては、やはりなかなか資料が乏しくて手に入りにくい池田町内の城郭が数多く掲載されて紹介している点です。情報量も多く、著者測量作成の縄張り図も掲載されており、かなり強力な一冊です。実際、城郭DB構築プロジェクトに池田町の城郭を一部入力中ですが、かなり助かっております。
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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