塩崎城は背面の尾根との間に3本の大堀切を切って遮断しています。
長谷寺山門の前にある案内板です。 とりあえず、本堂の長谷観音にお参りしてから、登城します。
長谷寺から斜面を登り、送電鉄塔のあるピークを過ぎると、土橋のような地形が現れます。この先の斜面が城域です。
城のある尾根は大きな岩がむき出しとなる岩尾根ですが、この大岩は尾根筋を完全に遮断して、登城路を限定させています。自然地形を利用したゲートです。
ほぼ末端に位置する段郭ですが、旭山城や鞍骨城で見られた、逆四角錐型の枡形虎口がここでも見られます。いわゆる「越後タイプ」です。
塩崎城の段郭は明確に形状が残っており、判りやすいですが、やはり二の郭からの主要部は、メリハリが効いてきます。切岸、石垣が見られて、曲輪の区域がはっきりと区別されています。
塩崎城二の郭から見る本郭です。正面の切り岸がきれいに整地されています。左側には石垣が組まれた小段郭?が有ります。本郭に上がるためのステップの一部?なんだろう?
本郭と二の郭間の切岸の基部は、根石状の石列があります。
二の郭と本郭の間にある小段郭の石垣。実は櫓台かな?
ほぼ正方形に整形された塩崎城の本郭です。西側には大きな土塁が作られています。
塩崎城の一番の特長は、本郭から二の郭まで北側のふちを幅広の石塁がつながっています。高さがあれば、七尾城の本郭にある登り石垣のような雰囲気がします。
本郭背面の土塁上部は幅広で削平されており、石で補強されていますので、恐らくは矢倉が建っていたとおもわれます。
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