小牧山城のイメージと同じです。
画家や彫刻家、建築家が、デッサン(素描)エスキース(試作)を重ね重ねて作品を完成させるように、信長の作品も完成に一歩一歩近づいていたと感じますし、ここ安土城は信長の集大成、しかし惜しいかな。すぐ灰燼に帰してしまう運命も、逆に永遠性をそこに感じ、彼の人生そのものがそうだったとわたしは強く感じています。
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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