天白城縄張り図

北赤井神社境内にある縄張り図です。
突き出した尾根の先端に本郭を置き、真田氏居館のある西側の斜面に段郭を重ねて防御します。東側の尾根続きは大堀切で遮断しますが、南側は急傾斜ですのでほとんど防御施設はありません。比較的傾斜の緩い北側は竪堀が2本下りますが、こちら側には真田氏本城がありますので、防御を補ってくれます。

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ＴＥＴＳＵさんの当日の行程

1.天白城の登城路

北赤井神社からの登城路は比較的広くて、所々補強が入っています。傾斜はきついですが歩きやすいです。
2.本郭切岸の石積

天白城本郭まで上がると、矢竹の藪はなくなり、石積が見えてきます。下の段郭からは5mほどの高さがあります。
3.天白城の大堀切

岩を叩き割って作った堀切。壮観です。堀底は峠道として地元民に使われていたようです。
4.天白城の竪堀

大堀切から北側には竪堀が降りています。この竪堀は堀底道となり、途中の水場まで続いています。前回は、この竪堀を登って来ました。
5.天白城縄張り図

北赤井神社境内にある縄張り図です。突き出した尾根の先端に本郭を置き、真田氏居館のある西側の斜面に段郭を重ねて防御します。東側の尾根続きは大堀切で遮断しますが、南側は急傾斜ですのでほとんど防御施設はありません。比較的傾斜の緩い北側は竪堀が2本下りますが、こちら側には真田氏本城がありますので、防御を補ってくれます。
6.段郭周辺

この辺りは縄張り図では段郭が重なっているはずですが、濃密な矢竹の藪で周辺は見通しが効きません。多分、この段差は段郭の切り岸と思われます。
7.天白城本郭の土塁

本郭の堀切側には、高さ2m程度の土塁が築かれています。天端は最大で4mほどありますので、櫓台か物見台が有ったと思われます。
8.天白城本郭

天白城本郭は、とても狭いです。7～10m四方の平地と東側に土塁があるのみです。本郭の向こう側には真田氏本城が見えています。
9.天白城の大堀切を見下ろす

本郭の背後には大堀切が切っていますが、ここが必見。幅は８ｍ程度と狭いですが、岩尾根を叩き割って堀切を切っています。
10.天白城本郭南側の補強石積

天白城の南側は急傾斜、岩がゴロゴロした地形ですので、とくに防御のための施設はありませんが、本郭の切り岸には石積が残っています。
11.天白城の物見岩

天白城の背後は特に何段も堀切が切られている訳ではなく、終わっています。この岩は南側に突き出した大岩で、真田氏居館方向がよく見えます。
12.天白城段郭の石積

矢竹の藪の中に段郭切り岸の石積が観察できます。本郭から少なくとも四段目の段郭までは石積が観察できますので、真田氏居館から天白城を見上げると、山上に石が積まれた城郭が見えたはずです。
13.天白城から真田氏本城

天白城から隣の真田氏本城がよく見えます。この光景は、あまり見覚えの無い、なだらかな本城の姿です。