[京都府][山城] 京都府京都市上京区京都御苑
阿古瀬が淵に咲く山吹。アコセとは、この辺りに住んでいた紀貫之の幼名アコクソからきている。 汚い幼名をつけると悪い疫物が寄り付かないとか… 山吹は、江戸城を築いた太田道灌の故事に因んで。 七重八重花は咲けども山吹のみのひとつなきぞ悲しき…
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徳川家康の生涯を描いた小説です。 大阪の陣が終わり江戸から駿府に向かう途中、泉頭の地で過去を回想する場面から始まります。一向一揆との戦い、三方ヶ原での敗北、嫡男信康の自刃、伊賀越えの窮地、小牧・長久手での辛酸、多くの出来事が家康の心情とともに描かれます。「家康の考える天下とは何か」が物語の主軸となっており、家康の生き様を感じることができました。 本作品は大河ドラマ「天地人」の原作者でもある火坂雅志氏の遺作になります。
( 伝もものふ山田(ヤマー)さん)
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