ご覧のような雑草林。未整備の城趾は秋か冬の登城がふさわしいかな?
あまり広くありません。
右(旧)五輪塔 天正七巳卯 (種字)棟屋善梁大禅定門 八月十四日 左(新)方柱塔 天正七巳酉年 (種字)棟屋善梁大居士 三好山城守嫡男三好徳太郎廟所 八月十四目 ※出典 阿波学会研究紀要より すっかりしきびも枯れて、物寂しいです。
雑木雑草を抜けると腰曲輪があらわれます。そのまますすむと一の曲輪へつながります。
小規模な城趾です。
遺構といえるのはこの堀切のみ。左手(南側)が一の曲輪、右手(北側)が二の曲輪。削平地は右手に三・四とあるようですが、雑木に覆われています。
この道は奥にある建物を作ったときの改変とも言われています。腰曲輪と一の曲輪に高低差があるのがわかります。
おきまりの雑草・雑木。ここをかき分けると腰曲輪になります。夏草や 兵どもが 夢の跡 とは未整備の城趾にあてはまるかもしれません。
ご覧のような雑草林。未整備の城趾は秋か冬の登城がふさわしいかな?
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おそらく、八王子城の解説本の中で最も重要な一冊でしょう。
八王子城跡が現在のように整備されたのは、落城400年にあたる1990年以降のことです。本書の出版も同時期で、出版後に発見された遺構もあれば、今は目にすることのできない遺構も多数あります。言い換えると、1990年当時の八王子城跡の姿を記録した書であるとも言えます。八王子城に興味を持ってくださった方にはお薦めの一冊です。すでに廃刊となっていますので、古書店か図書館で探してください。
トンネル工事や台風・地震などにより、現在は失われてしまった石垣などの貴重な写真も多数掲載されていますが、白黒で小さいため分かり辛いのが残念。
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