熱田の宮大工父子が織田信長の命を受け、近江の安土山に空前の巨大な天主を築き上げる物語。大工以外にも石工や瓦職人、木こりといった戦国武将以外の登場人物を生き生きと描き出し、松本清張賞を受賞したユニークな力作だ。親子の葛藤や若い棟梁の成長物語といった小説としての作法のほか、普請の様子が丁寧に書かれているところも、城好きにとっては魅力的といえる。
タイトル | 火天の城 (文春文庫) |
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著者 | 山本 兼一 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007-06-08 |
ISBN |
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価格 | 748円 |
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