松永久秀を主人公とした歴史小説というより、久秀の主観から見た「三好長慶物語」。長慶の歴史小説がほぼ無い(知らない)ので個人的には嬉しい限り。
この長慶、足利義輝の京・追放、久秀の下剋上を許容したことで、あまり良くないイメージで語られてきたけれど、近年「幕府」という旧来の支配体制に依存せず、自ら日本を統治することに乗り出した革新的な人物と評価が急上昇中。全盛期には9カ国以上を治め、織田信長に先駆けた「天下人」、もう興味津々。
畿内の地名が分からない、登場人物が多すぎるわで、大苦戦した前回読了を反省し、和泉・河内・大和・山城・摂津の城址を制覇しての再読、畿内の地政に、日本史の上級知識を備えるとイメージが拡がって、まるで別の作品のよう、あぁいと面白し 。
タイトル | 乱世、夢幻の如し〈上〉 (講談社文庫) |
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著者 | 津本 陽 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 0000-00-00 |
ISBN |
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価格 | |
ページ数 | 377ページ |
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