信長の父・信秀を描いた歴史小説かと思いきや、信秀の軍配者として追従していた意足法師の目線で描いた物語。意足が実在の人物だということに驚いたが、信秀、信長、そして家康と渡り歩いたその生涯は、なぜ無名だったのか、と不思議になる。それまでの価値観が変化していく境目だからこそ起きる衝突や矛盾が、しっかりとした時代考証で描かれていて、非常に奥深い体験をさせてもらった気分になる。最後まで種明かしをしない構成力と、謎が解明された際の驚きにはアッと言わされた。
タイトル | 青銭大名 |
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著者 | 東郷 隆 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2012-02-17 |
ISBN |
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価格 | 2160円 |
ページ数 | 448ページ |
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