この本は、分厚い。著者の作品には、物語性の強いものと、歴史読本のような、骨太ものに分かれる。これはその後者の方。文献資料なども挿入され、上杉謙信の幼少から死期まで、丁寧に追っている。史実をきっちり追いすぎて、物語性(逸話性)などが削がれている感もあるが、その分、ありのままの上杉謙信に出会えた気分にさせてくれる作品。上杉謙信好きにはたまらない作品です。
謙信を扱ったもので川中島をラストに持ってこずに彼の生涯を通して描いた小説として本作は貴重。司馬作品ようなテンポに慣れた人やそれを期待した人には少々キツいかも。上級者向けの作品。
タイトル | 武神の階 (角川文庫) |
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著者 | 津本 陽 |
出版社 | 角川書店 |
発売日 | 0000-00-00 |
ISBN |
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価格 | |
ページ数 | 580ページ |
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