攻城団からのお知らせ

ようやくひと区切りです

今日、さきほど、ようやく事前に仮登録していただいたみなさんを招待し終えました。
仮登録だけができるサイトを公開してから2年、攻城団というコンセプトを発表したのはまだ京都に引っ越す前のことなのですが、いま調べたら2008年10月のことでした。

これからの時代はコンピューターによる自動化とか、お仕事そのものが海外に出ていっちゃったりして、ぼくらには「時間が余る(だけどお金がない)」という状況が予想されます。
そういうときに「あまりお金がかからなくて、(すぐに達成したり満足しない)ライフワークにできるようなオトナの趣味を持たないと、人生の後半がヒマすぎるよね」と友人たちと話していたのが、おそらくいちばん最初のきっかけです。

当時の自分のブログを読み返すと、こんなことを書いていました。

オトナだから歴史を学び直そう、という壮大な考えのもと、まずは日本史(とくに戦国時代)の実地見学に全国をまわろうと思ってます。

まずは全国に12ある、天守閣が現存する城を巡ります。名付けて「攻城団」。

その頃はこんなロゴ(?)を描いてましたね。
(まあペイントソフトで2分くらいで描いたやつですけど)

kojodan

そうなんです、最初はウェブサイトをつくろうなんて考えてなかったんです。
たんなるサークル活動というか、趣味の仲間を増やせるといいなというくらいだったんですけど、いざ自分が全国のお城をまわりはじめて、いろいろ気づくことがあったんですよね。

たとえば、自分が訪問したお城を記録することができないとか(犬山城で「100名城」のスタンプ帳をもらうまで、そういう記録欲はなかったんですけど、いざ記録しはじめると全部残したくなりますよね)。 たとえば、事前に知らなかったばっかりに、現地で見逃した場所をあとから知って後悔するとか。 たとえば、次にいくお城を考えるのが、楽しみではあるんだけど、いつも決め手がなくて毎回悩んじゃうとか。 たとえば、お城好きの仲間ともっと交流したいとか。 お城巡りの楽しさは、現地で天守や石垣を見ることだけではありません。 (まあここを読んでくださってるみなさんにはいうまでもないことですけどね) ぼく自身が「お城巡り」を「ライフワーク」だと実感できたのは、知的好奇心がすごく満たされる点にあります。 つまり、オトナになったいまだからこそ「教養」と「旅行」は密接につながると感じたのです。修学旅行でバスガイドさんが歴史的名所にまつわるいろんなエピソードを話してくれていたのに、まったく聞いてなかった当時の自分がいかにもったいないことをしていたのかを、ようやく気づけたのです。 その城がそこにできた戦略的背景、大名間のどんな抗争があったのかとか、誰を攻め、また誰から守るために城を築いたのかとかを知るととてもおもしろいんですよね。 石垣や虎口に見られる築城技術の進歩とか、望楼型や層塔型といった天守構造の進化とか、いま目の前にあるお城だけではなく、ほかのお城との関係性や、その時代における位置づけまで理解すると、めちゃくちゃ楽しいわけです。 また、お城巡りを目的に旅行していると、関連情報を探すのにけっこう手間取りますよね。 たとえば、最寄りの駐車場の情報や、駅からの詳しいルート案内が探しづらいとか。 たとえば、地元のおいしいレストランや郷土料理などのグルメ情報を別のサイトで探すのはめんどくさいとか。 たとえば、お城が見える部屋に泊まれるホテルの情報だけを探す方法がないとか。 たとえば、地元のお祭りについての情報が地方紙で紹介されるだけで、ネットで見つけられないとか。 おそらく似たようなことを感じた方はたくさんいらっしゃると思うんです。 いまの世の中は昔と比べるととても便利になっていて、それこそグルメ情報にしろ、ホテルなどの観光情報にしろ、それ自体はネットを探せば見つかります。 だけどそこにある情報はそもそも量が多すぎますし、「お城好き」の人が評価したものではありません。あるいは地方紙に載るだけで、地元に住んでいない人にはそもそも見つけられていない情報もたくさんあると思います。 こうした情報の再整理や再編集をきちんとすれば、少なくともぼくにとってはすごく便利になるし、同じように便利に感じる人も多いんじゃないかと思ったのです。 とくに地元からの情報の再配信が実現すれば、もっと細かくて、でもぼくらにとってはとても有益なニュースを知ることができるようになると思うんですよね。 自分がほしいもの、自分と似たような方々が望んでそうなもの――、攻城団は「お城にいく」という行為の前後の時間(訪問前と訪問後)がより楽しくなるような場所をつくりたいと思うようになりました。 ただそこからはけっこう時間がかかりました。ぼくの怠惰な性格も大きな原因です。 攻城団(仮登録サイト)  日本中のお城を訪問して記録を残そう_20120206 この仮登録サイトを公開したのは2012年2月のことです。 (ほんとは2012年内になんとかしたかったんですけど)さらにそこから延びに延びて、けっきょくみなさんに公開できたのは今月頭のことでした。最初の構想からは5年も経ってます。すぐに仮登録してくださった方も、2年近くお待たせすることになりました。 ほんとうにお待たせしました。そして、こんなにも待ってくださってありがとうございます。 ようこそ!  攻城団 〜日本には、城がある。〜_20131216 とはいえ、まだまだこれからです。 お城づくりでいえば、まだ選地、縄張が終わったところで、築城はこれからです。 いまは毎日のように「城メモ」を少しずつ追加していってます。 写真が手元にあるので、自分が過去に訪問したお城の情報から着手していますが、調べながら書いてるととても勉強になるし、また訪問したくなりますね。 (悲しいことに「見逃してたー」という場所もたくさんあります) 城メモ  攻城団 〜日本には、城がある。〜_20131216(1) Wikipediaやパンフレットに記載されている情報はかなり細かいし、ありがたいんですけど、どうしても内容がむずかしすぎるので、それを見所やうんちくなどのトピックごとに分割して再編集したいのです。 そうすればコラムのように短い読み物にできますし、もっと写真をうまく使ってわかりやすくすることもできると思うので。 お城のデータも主だったものはすでに存在していますが、まだ300件ほどです(仮登録時にみなさんが「好きなお城」として入れてくださったお城はすべて登録していますし、今後も追加していきます)。 次に訪問するお城を選ぶ手がかりになる「バッジ」も、いまは16個ですが、もっともっと増やしていきます(大河ドラマにあわせて「黒田官兵衛の築いたお城バッジ」とかいいですね)。 人気お城ランキング  攻城団 〜日本には、城がある。〜_20131216(1) すでにランキングはいい感じになってきてますよ。 これから多くの方が登録してくだされば、もっと「使える」データになると思います。 掲げた目標からすれば、ほんとにまだまだ届いていませんし、やりたいことの一割もできてません。 ぼくは「有言実行」という言葉があまり好きではなくて、まさに自分がこの攻城団をオープンにこぎつけるのに5年もかかってるように「とっととやれよ」と思うわけです(そもそも口にしたはいいけれど、実現せずに消失するプロジェクトもたくさんありますしね)。 だけど地方の小大名にすぎなかった織田信長が「天下布武」を掲げたように、自分の描いたイメージやコンセプトを先に伝えて、それを追いかけるという進め方もあるのかなあといまは思っています。 そのほうがいろんな人にかかわってもらえますしね。 なのでこれからもちょこちょことここに近況報告などを書いていこうと思います。 ようやくスタートラインに立った、攻城団です。 現時点で60人の方が登録してくださってますが、来年は焦らずにちゃんと時間をとって、しっかりとサービスづくり、コンテンツづくりに注力しようと思います。 現在の攻城団メンバー(団員)の一覧  攻城団 〜日本には、城がある。〜_20131216 みなさんも気づいたことがあればぜひフィードバックをお願いします。 すでにいただいている改善リクエストについては、検討して準備しているものもありますので、また近いうちにご報告しますね。 今後とも、攻城団をよろしくお願いいたします!
   
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