攻城団の各種お知らせ用のブログです。毎月のレポートや新機能のご紹介など、スタッフからのサイトに関するご連絡はここに書いていきます。
すでに攻城団の読者のみなさんにはおなじみとなっていますが、真田幸村や後藤又兵衛などのマンガを転載させていただいている大久保ヤマト先生から『マンガ 戦国武将英雄伝 乱世を生きた14人』(西東社発行、かみゆ歴史編集部編)を献本していただきました。
なんと大久保先生の新作がこちらの本で読めます! しかも2作品も!
本書は三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)をはじめ、有名どころの戦国武将を紹介した伝記マンガがオムニバス形式で収録されています。
掲載されているのは三英傑のほか、今川義元・明智光秀・武田信玄&上杉謙信・石田三成・真田幸村・北条早雲・毛利元就・長宗我部元親・島津義弘・伊達政宗で(信玄と謙信はふたりで一作品)、大久保先生はこのうち今川義元と北条早雲を担当されています。
このマンガを執筆されている話は以前から少しだけ伺っていたのですが、ようやく読むことができました。やっぱりおもしろいです!
北条早雲については、ぼく自身も彼のことを調べて記事を書いたこともあったのでおもしろく読めました。
ぼくらが子どもの頃に読んだマンガでは素浪人の早雲が下剋上を成し遂げて関東の支配者になっていくというストーリーでしたが、今回はできるだけ最近の学説にもとづいて名門・伊勢家の一族として描かれています。
同じことは今川義元にもいえますね。
たぶん今川義元というと「お歯黒の太っちょ」のイメージで止まっている方も多いんじゃないかと思いますが、知勇ともに秀でた名将として、彼がおこなった功績などもわかりやすく描いてあります。
すでに幸村、又兵衛、団右衛門などの作品をお読みいただいているみなさんには説明するまでもないことですが、大久保先生のマンガに描かれる戦国武将はほんとうに魅力的なんですよね。
それでいて彼らの成したことがわかりやすく、かつおもしろく紹介されていて、これは大人も子どもも誰もが楽しめる作品になっています。
そもそも歴史という趣味の世界において、年齢は関係ないとぼくは思っています。
ゆえに「児童書」なんてのは存在しなくて、そこには入門書か専門書があるだけです。ほんとうはそのあいだを埋めるレベルの本やマンガがもっとあればいいなと思っているのですが、そこは今後の攻城団ががんばるとして、とにかく年齢で区分することに意味はないってことはみんなの共通認識として持っておきたいです。
じっさいぼくも受験した日本城郭検定の会場にはおじいさんもいれば、小学生もいて、みんなが同じテストを受けているんです。
(こういうことは鉄道でも将棋でも釣りでも、趣味の世界では当たり前ですよね)
だから「これは児童書だから」などと敬遠せずに、「北条早雲ってなにをやった人なんだっけ」とか「毛利元就の若い頃ってどんなんだったのかな」とか「島津義弘って島津兄弟の何番目だったっけ」とか、今回の登場人物について少しでも疑問が浮かんだ方は手にとって読んでみたらきっと楽しめると思います。
もちろんページ数のかぎられたマンガですから割愛している部分もあります。そこはあくまでも導入・入口と割りきって、興味がわいたらもっと詳しく紹介した書籍を読まれることをオススメします。
歴史系の書籍や雑誌を多数手がけられているかみゆ歴史編集部さんが担当されたということもあって、マンガだけでなく人物相関図やその武将をひもとくキーワード、ゆかりのあるスポットなども紹介されています。
ぼくは昨日受け取ってから一気に読んじゃいましたが、全国の歴史に興味を持った方々にもぜひ読んでみてもらいたいなと思いました。
この内容なら親子でいっしょに楽しめるんじゃないかな。
最後に大久保先生からコメントをいただけたのでご紹介します!
ちなみに13本のマンガが収録されているので350ページをこえています。
ボリューム満点の1冊になってますので、ぜひお買い求めください!(Kindle版もあります)
伊達政宗や立花宗茂など戦国武将のエピソードを紹介したマンガはこちら。
また、攻城団には大久保先生のほかの作品もアップされていますので、こちらもぜひお読みください!
毎月恒例の月次レポートを公開します。あと1か月というのが信じられないくらいスピーディな一年でした。11月はサイトのアクセスは低調でしたが、ぼくも含めて団員の活動はかなり活発でした。そろそろ今年の城納めをどこにするか考えないといけませんね。
つづきを読む3匹の鯱がのっている特徴的な御三階櫓があることで有名な新発田城にも攻城団のチラシを置いていただきました。安兵衛茶屋と新発田市観光情報センターで入手できます。
つづきを読む11月11日(土)、攻城団ツアーズ・城たび〈玄蕃尾城〉を開催したのでレポートを書きました。じっさいにどんな準備をして、どんな感じのツアーになったのかを今回参加できなかった方にも紹介します。
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つづきを読む宇和島城のコラボチラシが新しくなりました。宇和島城の天守内、日本100名城スタンプのとなりに置いていただいています。
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その中の「今川義元」と「北条早雲」の章の作画を担当しました。
この二人は、古くから日本の歴史を彩る人物として知名度が高く、それゆえイメージも固まっていると思います。しかし実は、近年研究が進み、評価が変わってきた二人でもあります。
そういった変化を、かみゆ歴史編集部さまのご教示を頂きながら、短い頁数ではありますがマンガにしてみました。
私だけでなく、他の作家さん達による面白くてかっこいいマンガで、日本各地の武将のことも楽しく学べる、大ボリュームの一冊です。
そして、この本を読んだら、ここで取り上げきれなかった、さらにたくさんの武将が日本中にいたことへも、興味の幅を広げてくれるといいなと思います。