「清須会議」の原作を読みました

映画化されるってことで、原作を読んでみました。

「そうきたかー」という感じですが、おもしろかったです。

清洲会議（清須会議）というと、信長の後継者争いの開幕戦って感じですが（その後「賤ヶ岳の戦い」や「小牧長久手の戦い」につづくわけですね）、それを三谷さんらしくおもしろおかしくコメディにしています。
映画というより舞台の脚本っぽいですけどね。

柴田勝家や羽柴秀吉など各キャラの独白――それも頓狂な感じで現代語訳された独白――を通じて、清洲会議の顛末を描いてるんですけど、お市の方にメロメロな勝家のダメなおっさんぶりがとてもいいです。この勝家を役所広司さんが演じるわけで、ますます映画が楽しみになります。

キャストの一覧はこちら。

• 映画「清須会議」のキャスト陣が発表 | 攻城団ブログ

たしかに歴史上、会議で大きな物事が決まったのは、この清洲会議が初めてのことかもしれませんね。 清洲会議の会議である点に目をつけるというのが三谷さんのすごいところです。いわれてみれば、事前の根回しとか、議長は誰が務めるのかとか、まるで会社の中で行われてる会議とそっくりです。 これはぜったい見にいきます。 映画「清須会議」は今年の秋に全国東宝系にて公開されます。 //