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昨日、なかなかすごいニュースがありました。
日本の歴史における最大の謎のひとつともされている「本能寺の変」にかんする史料が見つかったのです。
見つかったのは長宗我部元親と明智光秀の重臣である斎藤利三との間でやり取りされた書状で、その内容からは長宗我部元親が織田信長に恭順の意を示しているというものでした。
「本能寺の変」の理由、つまり明智光秀の動機についてはさまざまな説があり(以前このブログでも紹介)、これまで斎藤利三黒幕説(四国説)は数ある理由の中でも有力だったのですが、それがほぼ否定される形になりました。
ちなみに斎藤利三黒幕説というのは、当初は元親に四国全土の領有を認めていた信長が、突然方針を変更して土佐・阿波2郡のみの領有にとどめるとしたため、元親と姻戚関係にあった利三が(元親と信長の関係が悪化することにともなって)自分の立場を危うんで主君である光秀に謀反を勧めたという説です。
となると、「本能寺の変」が起きたとき、四国攻めの準備として神戸信孝と丹羽長秀は堺にいたということですが、これはどういうことなんでしょうね。
元親はいったん拒否していたようなので、(のちに受け入れたところで)信長が許さなかったということも考えられますし、事実を明らかにするにはもう少し史料が必要でしょうね。
なお、今回見つかった史料の一部は、岡山城のすぐそばにある林原美術館で7月19日から公開される予定です。
[追記]
以下が、「本能寺の変」にまつわる諸説をまとめた記事です。
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