攻城団ブログ

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城葱さんの「城もなか」道中記【関東編#4】

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「城もなか」を求めて全国を飛び回る城葱さんが今回向かったのは小山田城(町田市)と大庭城(藤沢市)。小田急でめぐる城もなかの旅ですね。
どちらも歴史上、天守は存在しないお城ですがべつにいいんです。お城があったことを知ってもらうことが先なので。天守の有無はその次に知っていただければ十分。そうか天守はなかったのかと確認しつつ、楽しく城もなかを味わいましょう。
おいしそうな写真とあわせてじっくり楽しんでください!!

今回は小田急江ノ島線で南北につながる東京都町田市の小山田城、神奈川県藤沢市の大庭城の城もなかと出会うたびに、城めぐりをしながら行ってきました。

どちらの城も地域の方でなければ、城好きでなければ、知らない方が多いお城ではないでしょうか。
100名城に選ばれていても城もなかはない! という城もたくさんあるわけで、城もなかは有名だからあるわけでもなく、地域からの愛着の賜物、ひとつの親しみの結晶だと思っています。
今回は、どんな地域の、どんな特徴的な城もなかに出会うことができたのか、そしてその城もなかが生まれたふたつの城はどんなお城なのか、たっぷりご報告させていただきます。

小山田城の城もなか

「小山田城最中」(玉屋虎屋)

税込170円

皮は、定番の、三層角右寄り型!!

形の精粗でいうと、これは粗の方ですね。瓦屋根の筋や窓・狭間の窪みがはっきりしていない。
そして今回ははっきり見える、ちょうど石垣の角のところにかかるようにある、謎の帯。
城もなかの教科書に載りそうな、ザ・城もなかという皮の外見です。

一方パッケージは、オリジナリティ全開です。
「町田銘菓」という文字と、ピンクの可愛らしい色合い。そして何より目を引く、五層の櫓・天守らしきイラスト。
だけど、石垣の跡もないほか、そんな建物があったのか? と疑問を感じずにはいられない。

でも、あくまでイメージなのです。城に対する愛や想いなんすねー。
ここまでイメージが膨らみに膨らんでいると、その勢いや心意気が愛しくなるほどです。
すごい期待や愛着があるのかなーと思ってしまいます。

史実と違う、誤った認識を植え付けていると言われかねないですが、逆に本当にそんな建物あったのか!? 調べてみたい! と関心を持ってくれる人が出てきたらそれはそれでアリなのかなと思ってます。

城もなかの三層の櫓自体も、こんな建物あったの? ですし、パッケージには、さらにすんごい建物が描かれている。お菓子を通じて、城もなかを通じて、城に関心を持ってもらえたら、城もなかとしても本望なのかな。
逆に城もなかの形を、忠実に城好きに振ってしまい、土塁や虎口の形、土の盛り上がりや掘り切られたものをもなかにしても一般の人には響かない(城好きにとってはとてつもなく面白いお菓子となるわけなんですがw)。
城もなかも売れなければ、なくなっていってしまう。城もなかは城好きだけのものではないということではないでしょうか。

また、この世の中、多くの城は建物がない土の城。正直、一般の人からすれば、そこは城だと認識されてない。
模擬天守があることで城というもの(実際は土の城だけど)があったことを認識してもらえるように、同じく城もなかがあることで、城があるんだと認識してもらう、そこにこのイメージ城もなかの意義はあると思っています。
今は見なくなったけど、アドバルーン的な? 打ち上げ花火や狼煙のような、ここに城があったよマークというべきか。

まずはそこから。
建物のない土の城もある、そういう城も城なんだ! と城好きの門戸を開いていただける人が増えてほしいなと思っているのです。
城もなかは城好きへの扉を開ける鍵となりうると信じているのです。

さらにいえば、地域から愛されている城ならば、保存や歴史的な調査などにも前向きに、積極的になってくれる、そんな気もするわけです。想いですけどね、想い。

おっと……。
もっと自由な発想で城もなかが生まれてほしい、せっかくの城もなかをなくししたくないという親心が以前も言ってたようなことをくだくだ語ってしまいました(汗)
まぁ「城もなかの形はイメージです。実は土のお城です」みたいなことをお店やパッケージに書いてあるほうがいいかもしれませんね。模擬天守でもたまに解説してあるけど。

時を戻しましょう。

あんは、粒あん。
最大の特徴の求肥の餅がどかーーんと、入っています。
ぱっくり割ってみると、この求肥の餅の存在感がすごいことを確認できます。

あんと共に食べる求肥がぜんざいのような味わい深さも感じさせてくれるほか、皮のパリパリ、しっとり軽くつぶっとしたあん、もっちり歯応えの求肥、一口食べるだけでも怒涛の食感変化が入り乱れる、バラエティに富んだエンターテイメントを楽しめる。

写真を撮るため、ぱっくり割る際、粉吹きの求肥が片方の皮に接していて、通常のあんのように粘着性が少ないため、非常に綺麗に剥がれました。ちょっとこれはこれでスカッとする楽しみ方。
あんの水分量や粘着性、製造からの時間にもよるのですが、なかなか皮が、ここまでスパっーと割れることは珍しいものです。この城もなかの特徴のひとつ、この城もなかだからこそ成せる技なわけです。
割っても元には戻せるので、割る前と同じ感覚で美味しくいただけます。ぜひやってみてください。

以前も書かせていただきましたが、皮の反面にあんがないので、皮の裏側を拝見できます。
これも手づくりタイプ以外では、こう綺麗に片方に餡が寄っていないと、なかなか見ることはできません。窓・狭間の裏側のボコボコが、面白いです。

さらに片方にあんが寄っていることでもう一つ生まれている特徴があります。
あんがない方の皮はあんと接点が少ないため、あんの水分が皮に移って行きにくく、パリパリの状態をより長く保てると考えられます。
もなかの皮はしっとり派の方々には、逆に残念かもですがw

買ったところは、玉屋虎屋(金井店)さんです。

町田市にあり、小田急小田原線と並行に南北に走る鶴川街道に面しています。
周囲は住宅が立ち並び、住宅地の中にある、町のお菓子屋さんという感じ。のれんや、扉と窓の木の色褪せ感から味わい深さ、なまこ壁風の装飾が可愛らしさを感じるたたずまい。
「餅」の幟旗が、小山田城最中の求肥を思い起こさせますね。

店内では、小山田城最中がライトアップされ、目立つ場所にて販売されていました。推してる感じが嬉しいです。

玉川虎屋 金井店(東京都町田市金井ヶ丘1-2-45)
営業時間 10:00~16:30 / 定休日 月・火 / 電話 042-736-9833

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電車の方には、玉川虎屋さんの玉川学園店(本店)がおすすめです。
小田急線玉川学園前駅の東側、道路を挟んだ向かいにあります。こちらでも小山田城最中を買うことができます。
ただ、こちらは駐車場がなく路駐も困難なので、車向きではないかなと思ってます。駅前ですし、電車で来る人に最適な場所。
(近くにコインパーキングはあるようですが)

何より場所がかなりわかりやすい。玉川学園前駅を利用する人が羨ましいです。
通勤通学のついでに、毎日買って帰りそうな好立地。駅前だと地代の負担もなかなかだと勝手に想像しますが、ありがたいことです。

創業50年、玉川虎屋さんの理念は
「お菓子を通じ笑顔とありがとうを咲かせ続ける店でありたい」
だとか。
小山田城最中を作り届けてくれている、それがありがとうです。
笑顔とありがとうを咲かせ続けるという言葉を聞くと、小山田城最中のピンクの帯イラストは、桜や梅の花をイメージしていて、お菓子が陳列されているだけで、花が咲き誇る様子に見えるような気もする。
ちょっと無理矢理すぎるか……ww

当店の和菓子を支持し、応援してくださるお客様の期待に応えたい-我々は、それと同時にこれからの時代に合った商品開発も進めて伝統とチャレンジに取り組んでいます。
(ホームページより)

とのことで、たゆむことなき伝統とチャレンジへの取り組みを掲げられておられるので、ぜひこれからも小山田城最中の進化を楽しみにしたいところです。
まだまだ可能性がある城もなか。次なる一歩はさてどこへ進むのか――。
「和と洋のハイブリッドな組み合わせの商品開発」ということから、今は店頭にはありませんでしたが、かつては「しろチョコ最中」という、いわゆるお城チョコもなか 、あんの代わりにチョコをもなか皮に詰めたものが販売されていて、まさに和洋折衷でした。
これから、がっつり和菓子の城もなかにどんな洋風が吹き込まれるのか、妄想は膨らみますね。次なる商品開発に期待大です!

ちなみに、玉川虎屋 玉川学園店さんでは「お菓子付き赤飯弁当」も販売していて、これが面白いよねー。
まだ食べたことないので、今度は城もなかに、赤飯弁当にチャレンジやー!

玉川虎屋 玉川学園店(東京都町田市玉川学園7-5-1)
営業時間 9:00~19:00 / 定休日 年中無休 / 電話 042-728-6340
※ 赤飯弁当 営業時間 11:00~19:00 / 定休日 火曜

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小山田城への城攻め

小山田城は、車かバスがおすすめ。なかなか駅からも離れているので。
バスは、町田駅、京王多摩センター駅、唐木田駅などから出ています。ちょうど良い時間のバスがあるルートをあからじめ調べて行かれるのが良いかと。

私はバス停探しでミスりまして、徒歩でいきました。徒歩で京王多摩センター駅から1時間ほど。
「大泉寺」というお寺を目指せばよいです。境内に向かって行く道にあるお寺の門が立派です。山奥のお寺のような、木々に囲まれ、厳かな雰囲気が漂う。
お寺に着いたらその裏、ゴルフ場との間に当たる部分に小山田城がある。

大事な注意点があります!!

ここはお寺「大泉寺」さんの敷地内にあるため、勝手に入って行くことはやめましょう。
現地にも、お声掛けください的な案内があるので、まずマナーのある城好きさんたちなら、その指示に従うのが当たり前だと思うので、あえていうことでもないかもしれませんが、くれぐれもお気をつけてください。

お寺の方は、もう心が海よりも空よりも広いのではと思うほど、優しく城好きさんたちを迎えてくださる。ありがたやー。本当に感謝感謝。
おかげで、城もなかにもなる愛され城跡、小山田城に攻め入ることができます。
地域で守る城跡もさることながら、もう完全にその方の土地、私有地にあるのに、城好きのため、地域のために開放して、快く受け入れてくださる方がいることが、城めぐりの支えと感じざるを得ません。

さて、ご挨拶をすませて、いざ小山田城へ。
ここは小机城みたいに城跡が竹藪になっているので、竹の葉が敷き詰めら地面は、雑草も少なく地形を非常によく見せてくれます。
また誰もが特徴として挙げてそうだけど、たくさんの石像が城跡を道案内するかのように並べられています。それも一体一体、表情、ポーズ、持ち物が異なっていて、これを見比べたりするのも趣深い楽しみ方。

城跡は、お寺を取り囲むような形でぐるりとまわるように歩いていけるようになってます。
堀切や虎口のほか、櫓台のようなものもあり、城跡感はビシビシ感じる。ぐるりといけるけど、先は続いておらず、道はありません。
(山城慣れしている城好きさんなら降りれないこともないとは思いますが……)
あくまでも、ここはお寺の敷地、来た道を引き返して戻るようにとお寺の方に案内されたので、言われた通りに帰ります。

いつまでも、みんなが安全に、小山田城を楽しめるように。

大庭城の城もなか

「大庭城最中」(丸寿)

税込180円

皮は、三層角中央型。
またしても、大庭城には、天守なんて、こんな櫓なんてないんすよーという声が聞こえてきそうですが、そのとおりでイメージのお城をかたどっています。

どちらかと言うと、立体ではなく2Dのイラストを皮に写し取ったような形。
三層の天守・櫓の角が、右寄りでも左寄りでもなく中央にあるという、なかなか珍しいタイプ。平面的なので角という感じもしにくいですが、
城もなかの皮を、何層か、角はどっち寄りかで分類してきた関係上、これに当てはめると「三層角中央型」となります。

石垣の石の形、窓の凹凸はくっきりしている部分もあるが徐々にぼんやりとなっている箇所もありムラがある。
なんだか、この画一的でない様が、手づくり感、一個一個、個性を大切に生み出しています感があり、愛着がわく。
屋根がモコモコってしているのもかわいい。

ワンポイントとして、石垣の右隅に、梅の花のようなものが彫り込まれているが、おそらく丸寿さんの家紋を表現しているのだろう。
丸寿さんの看板にもある家紋「丸に梅の花」だと思います。オリジナルの皮の証だ。

ちなみに、この家紋の掘り込みのあるもなか皮型になったのは、2020年ごろではなかろうかと推測しています。
SNSの画像を探してみると、2020年の画像から家紋の掘り込みが見受けられます。
また、私が最初に大庭城最中を購入した2019年8月の皮には、家紋が見られません。
(なんか右隅にうずうずしている部分があるのが家紋が出てくる前兆……なわけないか)

おお! これはつまり、もなかの皮の進化を捉えることに成功したってこと!? うれしい!! 研究者の気持ちですね。
長く追い求めてきた甲斐があるってもんよ。こうだから、やめられない、城もなか道w

参考:2019年8月購入の大庭城最中

この皮の家紋を調べていたら、こんな記事を見つけました。

www.azuki.tokyo

なおこのネット記事の過去(2017年)の写真にも家紋はない。
記事によると、この皮は「とろける皮」で、それまで丸い普通の皮だったものを、三代目が小田原の最中種(もなかの皮)屋さんと意気投合し、原材料の厳選から研究を重ねた賜物とのこと。

「とろける」という表現に目から鱗で感嘆したほか、このオリジナルの皮に至るまでのストーリーには、この城もなかに見方が変わるものがありました。
デザインを学ばれた三代目ご主人のセンスの光る城もなかだったんですね!
(小麦アレルギーで、甘いものが苦手だという三代目ご主人の努力の結晶というか、好きとかだけじゃない使命感にも似た気迫を知ることになりました)

やっぱり、すごいぞ! 大庭城最中!

ちなみに、出来立てよりも、一日おいて、皮に餡が馴染んだ頃がこの城もなかの食べ頃らしいです。
ほー、この城もなかは、サク、パリではなく、ハムッ、モチッって感じで味わうものなのか。一括りに城もなかの趣向も多種多様です。
奥深けー。やめられない、ぬけられない、この城もなか沼。

さて、パッケージは緑ベースで、流れの中に島のようなものがある。
これは枯山水なのか、近くの引地川の情景なのか、大きい庭=大庭? なのか、真意はわかっていません。情報をお持ちの方は教えてください。

風情のある景色だけに、献上銘菓と書いてある冠言葉にもマッチしている。明治神宮への献上菓子のようです。
また、この城もなか、全国菓子大博覧会中小企業庁長官賞 、神奈川県指定銘菓、ふじさわ観光名産品でもあり、地域から全国レベルでも、本当に愛されるお菓子ですね。

あんは、粒あん。
比較的粒がはっきりしていて、小豆中心、小豆の量が多い感じがするのがみてよくわかる。

先程紹介したネット記事によると、もなかの皮が城もなかの皮に変わった時にこのあんも粒がしっかり残るものにリニューアルしたとのこと。
粒がしっかりしているあんの城もなかは割と珍しい。大体潰しているつぶしあんというやつだ。この粒を感じることが、この城もなかの味わいのポイントだろうね。

ぎっしりというより、フワッと皮で挟んである感じ。皮とあんの食感の違いがはっきりしている。

買ったところは丸寿さんです。

郷土藤沢の風土とその面影を現在に伝えたいという思いがこの城もなかに込められているそうです。
なぜかいつもこちらを訪ねていくときは綺麗な夕焼けの時。この日も、夕焼けに照らされたお店と、中に差し込む夕日に光る大庭城最中のディスプレイ。

ここにもありました。城もなかの模型、フィギュア。
ほしい。これを家に飾りたい。小田原城下町もなかの風月堂さんにもあったよな……どこかで専門に作ってんだろうか……また新しい探究のターゲットができました。

また、この店を代表する銘菓だけに、大きな看板、各種認定証が飾られていて大変目立つ。
お店の誇りが、城もなかって最高だよね。

丸寿さんへは最寄駅が辻堂駅です。
辻堂駅のほか、藤沢駅からもバスに乗って行くこともできるようです。
辻堂駅から丸寿さんまでは徒歩20分です。辻堂駅から北東に迎えば、丸寿さん、そしてさらに北に徒歩35分で大庭城があります。

私の場合は、ちょうどいいバスがないと基本歩くので、辻堂駅から徒歩で1時間ほどかけて大庭城に行き、その帰りに丸寿さんに寄って城もなかを買って辻堂駅に戻るというルートで行きました。

辻堂駅〜丸寿さんの間、道がちょっと細い割には車がやたら通るので、ちょっと注意していかなければならないくらいで、あとは単純なルートです。
とはいえ、天気が悪い時などはバスを利用してもいいかと思います。

丸寿(神奈川県藤沢市羽鳥3丁目20-9)
営業時間 7:30~19:00 / 定休日 火 / 電話 0466-36-7938

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大庭城への城攻め

大庭城は、今は大庭城址公園となっています。

わりとひろめの公園で、遊歩道も整備され、広く開けた場所や子供の遊び場もあるような充実した公園です。さらに緑も豊富で、緑に囲まれた空間で活発に運動したり遊んだりするのにはとてもいい場所です。

そんな城らしさが一見感じられない大庭城ですが、遊歩道を歩いているだけでも城跡を垣間見るポイントがいくつかあります。
まずは空堀。空堀は結構残っていて、場所によっては「からぼり」と石碑も立っています。
次に土塁。全体的に平坦地が多い公園内の脇の方には、連なる土の山が確認でき土塁を見つけられます。

さらに、基本的にはロープ柵により、公園を取り囲む緑生い茂る部分にはいけないようになっており、柵を隔てて眺めるしかありませんが、そこからでもなんとなく郭じゃないの? と思うような平坦地が見受けられるほか、空堀とは書いてないけど、これは堀でしょうと思うような場所を見ることができます。
柵は危険だからあると思うので、その先には行かない方がいいとは思いますが、柵の手前からでもこの大庭城の在りし日の姿の面影を見ることができると思います。
遊歩道を少し離れて、柵伝いに探索するのも面白いです。

おわりに

今回は東京都町田市から神奈川県藤沢市と南北に移動、小田急江ノ島線でつながるふたつのエリアにある、マニアックで味わい深いお城の城もなかに出会う旅路を歩んできました。

地域で愛されているお城と、地元の人気のお菓子屋さんが生み出した、その地域の銘菓です。

求肥の圧倒的な存在感とパッケージの壮大な天守の絵が印象的。伝統への挑戦の賜物「小山田城最中」

二代にわたる試行錯誤とチャレンジ精神の成果。まだまだ進化を続ける家紋入りのとろける皮とあんの粒が際立つ「大庭城最中」

今回も地域の城への想いが、城もなかというお菓子の形となって親しまれていることを感じることができて幸せでした。
こういうところは、城の知名度にかかわらず、まだまだある! と思っています。

有名であればいいわけではないですが、いろんな人から城を認識してもらい、興味関心が高まり、地元の誇りとなるようになれば、城をより一層楽しんで、大切に守って、いろんなことがわかって行くと思います。
城もなかの存在が、そのわずかでも助力となればいいなぁと願うばかりです。城もなかから、城を知るということは、実際私もよくあることです。

ぜひ、城もなかきっかけの城攻めも楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回紹介した城と城もなかは、東京から日帰り可能で、そのほかいろいろ観光など楽しめるコースでもあるのかなと思ってますので、そんな旅の計画に城と城もなかを組み込んでもらえたら幸いです。

これからも、
こんなところに城もなかが!
この城もなかはこの城をモチーフにしているのか!
という発見を求め、城もなか捜索隊の一員として、城もなかアンテナをバリバリに張りながら、各地の城攻め、城もなか探索に励みたいと思います。
まだまだ知らない城、知らない城もなかは、五万とある! そう信じて。
 
ご覧になった皆様が、城もなかを通じて、城が地域で愛されていることや、角度の違った城めぐりの新世界が広がればと思っております。

f:id:kojodan:20191205212535j:plainそれでは、
城めぐりのおともに「城もなか」を!
よき「城もなか」との出会いがありますことを祈っています。

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