お城巡りをしていて橋はあまり気にしていないかもしれませんが、どこのお城にも大体は橋が架けられています。
特に近世城郭(きんせいじょうかく)では土でできた土橋、木でできた木橋、石でできた石橋がありました。
今回は、それらの城の橋について詳しく見ていきたいと思います。
橋の役割
城には橋が架けられます。
なぜかというと、城の周りには堀がめぐらされており、城内と城外を結ぶものが必要なためです。
そういうところには橋が架けられています。
城内と城外を結ぶものが橋であり、そこにはほとんどの場合出入り口が設けられました。
橋の種類
土でできた橋を土橋、木でできた橋を木橋、石でできた橋を石橋と言います。
大きく分けると土橋と木橋に分けられます。
土橋(どばし)
土橋は土でできた橋ですが、実際には橋というよりも堀を渡るための狭い通路です。
川の堤防の土手道のような構造です。
重要な城門の前の橋は土橋が多かったようです。
これは、城はどんなことがあっても落ちては困るため、橋も絶対に落ちない土橋が好まれたようです。
また、防御の点からも土橋はとても優れていました。
つまり、狭い土橋の上の敵兵は城内からの恰好の標的となり狙いやすかったからです。
そのため城内の橋はほとんど土橋でした。
木橋(きばし)
木でできた橋を木橋と呼びますが、実際には重要な橋には木橋は使用されることがあまりなかったようです。
なぜなら、敵に火をかけられてしまっては落とされる危険があるためです。
木橋には城内からひもで引くと橋が起き上がって通行できなくなる跳ね橋、橋を引いて通れなくする引橋(ひきばし)、堀に対して斜めにかける(すじかいばし)などがありましたが、実際にはあまり造られなかったと言われています。
石橋(いしばし)
石で作った橋で、土橋とは異なるものです。
城の中ではごく短い場所に架けれらるのがほとんどでした。
まとめ
お城には、城内と城外を結ぶための橋が架けられており、その多くは土橋です。
その他にも木橋や石橋などもありました。
ということで、お城の橋というお話でした。
じゃあね🖐️
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