戦国武将ってみんな年上な感じがするので、武将同士の年齢差ってイメージしにくいですよね。
前に『独眼竜政宗』を見ていたら伊達政宗と織田信長、豊臣秀吉の年齢差はだいたい清原と長嶋・王と同じだって紹介していて、一気にイメージできたんですけど、やっぱりこういう感じでわかりやすく伝えたいものですね。
真田家の人たちはまちがいなく戦国時代を生きてるんですけど、じゃあそれぞれが誰と同じ年代かってわかりますか。
真田昌幸は武田信玄に人質に出されてるから(じっさいには近習として寵愛された)、親子くらいの年齢差があるんでしょうけど、じゃあその息子の勝頼とは何歳くらいちがうんでしょう。
あるいは真田信繁は「大坂夏の陣」において晩年の徳川家康を死の直前まで追い詰めたといわれているわけですが、その時点では信繁もけっこうなオッサンだったわけで、ふたりはどのくらい年齢がちがうのでしょう。というかオッサンがおじいちゃんを殺しにいったわけですね。
というわけで、ざっくり整理してみました。
生年については諸説あったりするのでズレてるかもしれません。
信繁の生年も1570年という説があるのですが、「伊達政宗と同い年!」という驚きをぜひみなさんと共有したかったので、1567年説を採用しています。というかこのふたりが同じ学校にいたら先生もまわりの生徒も大変でしょうね。
でも野球でいう松坂世代のような感じで、いまならゴールデンエイジと呼ばれたかもしれません。じっさいこの年には立花宗茂や有馬晴信も生まれてますので。
余談ですがこの年は松永久秀が東大寺の大仏殿を焼いた年です。あとWikipediaによれば家康が徳川を名乗るようになったのもこの年みたいですね。
『真田丸』出演俳優の生年
せっかくなので大河ドラマ『真田丸』で真田家を演じる方々の生年もチェックしてみました。
大河ドラマ『真田丸』の出演者とじっさいの年齢
人物名(役名) | 生年月日(年齢) |
---|---|
草刈正雄(真田昌幸) | 1952年9月5日(63歳) |
大泉洋(真田信幸) | 1973年4月3日(42歳) |
堺雅人(真田信繁) | 1973年10月14日(42歳) |
堺さんと大泉さんは同い年なんですね。というかぼくのひとつ上なのか。
お父さん役の草刈さんとは21歳差なので、これはじっさいの真田親子の年齢差とほぼ同じです。
大河ドラマの場合、何十年分を演じなきゃいけないので、けっこう年配の役者さんが若い時代も演じてたり、逆に『軍師官兵衛』での岡田くんのように若い俳優がメイクで老けさせて演じたりしてますが、今回は織田信長は吉田鋼太郎さん(1959年生まれ)、豊臣秀吉は小日向文世さん(1954年生まれ)、徳川家康は内野聖陽さん(1968年)、といずれも草刈さんよりは若いんですけど、3人の年齢差という点だけ見ればけっこういい感じのキャスティングですよね。
(そもそも信長は49歳で亡くなってるのを、56歳の吉田さんが演じるわけですがそのへんはぜんぜんオッケー)
ドラマにおいて、実年齢が何歳の役者が演じるのかってすごく大事ですよね。演技でうまく対応できる限界はありますから。
ただぼくはその場にいる役者同士の年齢差のほうがより重要だと思ってます。違和感を生むのはむしろこっちが原因だと思うんですよね。
今回はそういう意味でも楽しみでなりません。
BSでひと足先に見たいくらいワクワクしています!
p.s.
ちなみに冒頭の清原とONの話はここに書きました。