最近の大河ドラマでは番組の最後にその日登場した舞台の観光案内のようなコーナーがありますが、昔はちがったんですね。
再放送している『独眼竜政宗』を見てるんですけど、番組の冒頭に小ネタというか、伊達政宗に関するちょっとしたエピソードを紹介してから本編に入っています。
昨日の放送(第4話)では「秀吉と家康と政宗の年齢差」について紹介されていて、この3人の年齢差は、長嶋茂雄と王貞治と清原和博とほぼ同じだって紹介されていて、これがじつにわかりやすかったです。
そりゃ完全に時代がちがいますよね。
秀吉と家康と政宗の年齢差
戦国武将 | 生年月日 | 年齢差 | プロ野球選手 | 生年月日 | 年齢差 |
---|---|---|---|---|---|
豊臣秀吉 | 1537年3月17日 | 長嶋茂雄 | 1936年2月20日 | ||
徳川家康 | 1543年1月31日 | 6歳 | 王貞治 | 1940年5月20日 | 4歳 |
伊達政宗 | 1567年9月5日 | 30歳 | 清原和博 | 1967年8月18日 | 31歳 |
余談ですけど織田信長の生年月日は(諸説あるけど)1534年6月23日で、秀吉より3歳年長になります。
長嶋さんの3歳上となると、ちょうど金田正一さん(1933年8月1日)がいて、なるほどこれも先輩後輩の関係性としてわかりやすい。
その信長が倒れた「本能寺の変(1582年6月21日)」が起きたとき、秀吉は45歳、家康は39歳、正宗は14歳でした。いまなら中学生ですよ。
(あと真田幸村の生年は1567年か1570年とされていて、前者の場合、政宗と同級生ということになります。同じクラスに政宗と幸村が!)
ちなみにぼくが14歳のとき(1988年)に何が起きたかなあと調べてみると、リクルート事件が発覚とか、ダイエーによる南海ホークスの買収発表とか、ソウルオリンピックがあった年でした。
当時の政宗は元服もすんでいたとはいえ、中央で起きた政変に対して何かアクションが起こせたはずもないんですよね。
戦国武将となると主従関係の印象が強すぎて、彼らの年齢差については見落とされがちなんですけど、現代の有名人でたとえてもらうとすごくイメージしやすいですね。
「政宗があと20年早く生まれていれば天下も狙えた」というのはよくいわれる話ですが、こうして年齢差を見てみるとそれもあながち不可能じゃないなと思わされますね。
とまあ冒頭の小ネタも含めて、やっぱり史上最高の視聴率(平均視聴率で39.7%)と呼ばれるだけあって『独眼竜政宗』はおもしろいですね。
もう亡くなられた俳優もたくさん出ていますし、これは見といて損はないです。