攻城団からのお知らせ

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小諸城を攻城

帰ってから城メモを書いてたのですっかり遅くなりましたが、先週末、小諸城龍岡城を攻めてきました。
毎度のことですが、写真たっぷりのレポートです。

小諸城は名前は知ってるけど、どこにあるのかよくわからないという方も多いんじゃないかと思います。ぼくもそうでした。地理的には軽井沢の近くです。

東京からだと北陸新幹線で近くまでいけるのですが、今回は高速バスで向かうことにしました。
立川駅7:50発のバスに乗ると、昼前に小諸駅に到着します。
(途中、関越自動車道の上里SAでトイレ休憩がありました)

Untitled

Untitled バスで城攻めするのははじめてのことでしたが、なかなか楽ですね。値段も安いですし。 前回、高島城はJRで攻めたのですが、クルマ、電車、バスとうまく使い分けられるといいなと思いました。 小諸駅です。 Untitled 小諸城址(いまは懐古園)はロータリーの反対側にありますが、大手門はこちら側にあるので注意が必要です。 クルマで訪問すると見るのを忘れちゃう方もけっこういらっしゃるようです。 駅から大手門に向かう途中に観光案内所があります。 小諸周辺の散策マップなどももらえますので、ぜひお立ち寄りを。 Untitled 小諸城大手門です。じつに立派な門です。 Untitled Untitled 週末限定ですが、二階の櫓部分を見学することができます。 Untitled Untitled なお、この門は民間に払い下げられたあとは料亭として利用されていたそうです。 門の通行部分に中二階をつくってたそうで、当時の写真も残っています。こうして再利用されていたからこそ取り壊されずにすんだわけで、ほんとうによかったですね。 個人的にはその料亭で一度ごはんを食べてみたかったなと思いました。 Untitled Untitled 訪問した日はちょうどお祭りをやってました。 Untitled それでは駅の反対側にある懐古園に向かいます。 反対側に抜けるには、駅にある歩道橋と、公園にある地下道とふたつのルートがあります。 Untitled Untitled 小諸城といえばマンガ「センゴク」の主人公、仙石秀久が築いた(正確には改修した)城ですが、道路脇に彼の旗印である「無」の紋ののぼりがありました。 Untitled ただ、あまり積極的に仙石秀久を推してはいなかったですね。 懐古園のおみやげ屋さんでもバッジしかグッズがありませんでしたし。 Untitled 懐古園の入り口ですが、小諸城の三の門です。 こっちは内部を見学できないのですが、さっきの大手門とこの三の門が小諸城の現存遺構です。 Untitled ちなみにこの門をくぐって右手にいったところに「草笛」という有名なおそば屋さんがあります。 今回、ここでランチを食べたんですけど、とてもおいしかったです。時間帯が昼過ぎだったので15分くらい待ちましたが、待つだけの価値はあると思いますよ。 Untitled Untitled さて、おなかもふくれたので、懐古園に入る前にまた駅の反対側に戻ります。 これは完全に見学ルートの選択ミスです。 大手門の近くに、江戸時代の小諸宿の本陣が残っているのを見逃してました。 Untitled Untitled また、この坂道をまっすぐのぼっていくと、鍋蓋城跡があります。 看板と案内の紙があるだけなんですけど、せっかく小諸まで来たなら立ち寄るといいかと。 Untitled あとはこの途中にある脇本陣(参勤交代などでお殿様が本陣に泊まり、家臣たちが泊まった場所を脇本陣といいます)だった建物が残っていて、有志の大学生たちがカフェを開いていました。 Untitled Untitled 建物の内部も見学できます。 Untitled 北国街道沿いということもあり、加賀藩が何度も利用したらしく、「前田」と書かれた宿泊者名を記した板が何枚も残っているそうです。 Untitled この建物は小諸市が買い取って、「こもろび」というプロジェクトで活性化を図っているそうです。 こういう城下町を保全したり、盛り上げていこうという活動とは攻城団もぜひコラボしていきたいですね。 ちょっと行ったり来たりしましたが、懐古園に戻ってきました。 Untitled 入口には「仙石秀久が築いた穴城」という看板がありました。 (だったらもっとグッズをつくってほしい) Untitled 城内はかなり大きいです。 Untitled Untitled 穴城というだけあって、城下町よりも低い位置にあるお城なんですけど、じっさいには本丸との間に深い堀があったり、城の西側に流れている千曲川の断崖も天然の防御として利用されていて、かなりの堅城であったことがよくわかります。 Untitled Untitled 本丸跡には懐古神社があります。 Untitled 入場料を払ってるのでお賽銭はいいかなあと思ったんですけど、せっかくなので絵馬で願掛けしてきました。 Untitled Untitled 神社の本堂脇の道をいくと天守台にのぼれます。 Untitled Untitled けっこう急な石段です。 Untitled Untitled Untitled 柵もロープもないのでギリギリまでいけるんですけど、かなり高いです。 Untitled Untitled ちなみに下から見た天守台です。約6mということで、彦根城(約4.5m)より高く、松江城(約7m)より少し低いくらいですね。 Untitled Untitled 歩いていると、謎な看板もありました。 Untitled おそらく大河ドラマ「風林火山」が放映してたときに建てられた看板のようですが、なぜか小諸城の縄張りをしたとされる山本勘助でも、その主君である武田信玄でもなく、武田信繁役の嘉島典俊さんの写真があります。 出身地が小諸なのかなと思って調べてみたら「静岡県出身」とあって、ますます謎が深まりました。まあ信繁の嫡子・武田信豊が城主をつとめたってつながりはあるんですけど、薄いなあ。 あと、懐古園に入ると小諸市動物園にも入園できます。 Untitled この日はそのまま島崎藤村ゆかりの温泉宿である「中棚荘」という宿に泊まりました。 Untitled Untitled ヤギがいましたよ。 Untitled ちょっと奮発しちゃいましたが、落ち着いた雰囲気のいい宿でした。 Untitled Untitled りんごが浮かんだお風呂ははじめてでした。 Untitled Untitled とりあえず今日はここまで。 ぼくは右往左往しちゃいましたが、小諸城のオススメ見学ルートとしては、
(小諸駅)→大手門→鍋蓋城跡→小諸本陣→懐古園
がいいと思います。途中おそばを食べて、だいたい3〜4時間といったところでしょうか。
   
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