石垣の下からは多くの亡骸も発掘されているそうです。歴史の本などで知ってはいたものの、実際に島原の乱の舞台に立ち、何とも言えない虚無感がこみ上げました。多くの命が失われたこの地に永遠の祈りを。

案内板には「踊り場状の平場に礎石と推定される石がある…」とありました。写真手前の石でしょうか。奥には十字架のモニュメント。

桝形だったと思われます。礎石が残っています。

原城の門跡は幕府軍により徹底的に破壊されており、ここも「埋門」と説明されなければ想像できませんでした。

見てすぐに空堀と分かりましたが、その大きさから大変な広さの城跡だとあらためて感じました。

奥に天守台跡。

仕事と暑さでへとへとな日々、「お城」から遠ざかっていましたが、今回、「九州へ家族旅行」が実現し、福岡、佐賀、長崎の城を楽しんできました。ただ私以外は、城への興味は薄く、「建物があるお城なら…、涼しい所なら…、近くに遊ぶところがあるなら…」的な感性なので、移動計画は大変。運転手は自分。遊ぶところを探し、家族をどう案内し、いかに効率よく攻城できるか…。策を練ります。
「城跡」に行こうとすると、さらにハードルは上がります。いくら「ＴＶで紹介された！世界遺産だ！」といっても通用せず「石や地面だけ見ていてもつまらない」と返される始末。最後の手段、家族を宿に残し、こっそり「ちょっと散歩」と言って抜け出し、食事前に戻ってくることに。結局これがお互いにとって一番円満なのですが！
「今回は家族旅行、お城が中心じゃない…」と何回も言い聞かせ、それでも与えられた時間でいくつか歩きました。少しずつアップします。よかったら見てください。