のぼうの城を攻めてきた（忍城を攻城）

昨日は朝から忍城まで行ってきました。東京はいい天気でよかったです。
ホテルが品川だったので、山手線で上野までいって、そこから高崎線に乗り換えて熊谷まで。

長距離なのでトイレもついてる電車ですけど、できれば上野駅ですませておいたほうがいいですね（恥ずかしいし）。

ぼくは在来線では浦和より向こうまでいったことがなかったので（東北新幹線では仙台や盛岡までいったことがありますけど）、もうドキドキでした。知らないところに向かう電車ってどうしてあんなにドキドキするんでしょうね。
まあこのあと待ちかまえている悪夢に比べるとマシなんですけど、それはまたあとで。

熊谷からは秩父鉄道に乗りました。これもはじめて。 改札のそばにこんなのが。もう推しまくりです。忍城だけに……。失礼。 行田市はふた駅目です。 ホームから階段を上がると、こんな看板が迎えてくれます。 忍城に加えて、B級グルメのゼリーフライとフライが紹介されてます。 駅から忍城までは歩けます。 こんな感じののぼりが街中にあがっていて、歓迎ムードはありました。少しだけですけど。 あと、ところどころに豆知識みたいなのが書かれた案内板もありましたね。こういうのはいいですよね。道すがら勉強もできるし、テンションも上がるし。石垣山一夜城にもあったなあ。こういういい取り組みはどんどんみんなマネしていけばいいですよね。 市役所の脇を入って、雰囲気のある小径（こみち）を抜けます。 押忍、忍城！ 思ってたよりも大きかったです。3重3階なのでもう少し小さいものを想像してました。 まあ外観は見るからに模擬っぽいんですけど、でもちゃんと建物があるというのはいいですよね。層塔型の櫓はいかにも江戸のものって感じ。 この家紋（三ッ葉葵）は松平家のものですね。 じっさいに忍城が近世城郭として整備されたのは、老中・阿部忠秋が入った1639年（寛永16年）頃で、このときに城の拡張整備が行われたそうです。 そのへんの話は、この案内板に書いてありました。御三階櫓は孫の代に完成したようですね。 そのあとに松平家が入ってるので、当時も家紋は取り替えたのかも。 ちなみに阿部家の家紋は「違い鷹の羽」ですね。家紋もちょいちょい調べるとおもしろいんですよねえ。 じつは模擬御三階櫓は行田市郷土博物館の一部で、この博物館がなかなかすごいんです。入館料は200円なんですけど、十分元が取れます。ほんとオススメ。 残念ながら、中は撮影禁止だったんですけど、復元模型もかなり精巧に作られたのが展示されてましたし、忍城の歴史についてのビデオ上映などもありました。 御三階櫓の中にも入れます。予想より大きいといっても、学校の校舎くらいの高さですので、眺望はたいしたことなかったです。 当時の遺構として、石垣に使われていた少しだけ残ってました。 「のぼうの城」では忍城の周辺は沼地と田んぼばかりだったわけですが、博物館の南東部にある水城公園がその名残りだそうですね。 地元のおじさんたちがたくさん釣りしてました。 忍城、よかったですよ。 平日なのに「のぼうの城」を見たであろうおじさんおばさんがけっこういらっしゃってました。ぼくが博物館に入ったときで20人くらいはいたかなあ。 映画きっかけでも、ドラマでもゲームでもマンガでもなんでもいいので、お城好きな人が増えるといいですね。 忍城から水攻めつながりで備中高松城を攻めてみるとか、そもそもの戦の発端になった小田原城を攻めてみるとか、関東七名城の残りを攻城するのもいいですね。 攻城団はそうやってひとつのお城をスタートに、いろんなお城に興味を持ってもらえるようなサイトにしたいなと思ってます！
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