攻城団からのお知らせ

攻城団の各種お知らせ用のブログです。毎月のレポートや新機能のご紹介など、スタッフからのサイトに関するご連絡はここに書いていきます。

金沢城を攻城

金沢城を攻城してきました。5年ぶりの金沢城です。

PA020652

金沢城公園の近くにあるホテルに泊まったので、朝いちばんで入城しました。
それでは写真満載のレポートをどうぞ。

9時前なので近江町市場もまだ人がまばらです。 Untitled 黒門口から入ります。 PA020276 金沢城公園はほんとに広いですよね。 PA020278 この広場はほんとに見晴らしが良くて散歩するのに気持ちいいですね。 奥に見えているのは河北門です。 PA020279 河北門から三の丸に入ります。 PA020290 PA020293 河北門の櫓門は中を見学することができます。 PA020307 ぼくはここから見る菱櫓がお気に入りなんですよね。 Untitled 中はこんな感じです。 PA020318 そのままいったん石川門側に出ます。 石川門は兼六園との間にある門で、バス停もありますのでここが現在のメインゲートになっています。 Untitled PA020333 この石川門の石垣は左右で積み方がちがうので有名ですね。 PA020325 金沢城には野面積みの石垣も残っているので、安土桃山時代から江戸時代までの石垣造りの変遷を見ることができます。 ふたたび城内に戻ります。 さっき入ってきた河北門、そして五十間長屋です。 Untitled Untitled ここからの景色もいいですよね。 金沢城はほんとに美しいんですよ。芝生の緑、壁と屋根の漆喰の白、空の青のコントラストがほんとにきれいで、天気さえよければ感動的な写真が撮れると思います。 この日も青空がきれいだったので、みんな写真を撮ってました。 Untitled この芝生は三の丸広場で、じつはこのエリアは無料で入れるんです。 じつは金沢城で有料のエリアは五十間長屋の中だけです(兼六園はもちろん有料ですけどね)。 外からの菱櫓です。 Untitled 名前の通りひし型の櫓で、視野角を広くとるために正方形ではなくひし形にしたそうです。 五十間長屋の石垣にもたくさんの刻印がありました。 Untitled Untitled 二の丸に進みます。 PA020353 これが三の丸から二の丸に入るための橋爪門です。 この高麗門(一の門)は2001年(平成13年)に復元されました。 PA020357 また奥の櫓門(二の門)は2015年(平成27年)に復元されました。 Untitled ちょうどこの日は金曜日で、二の丸広場では週末のイベントの準備をしてました。 PA020384 では中には入りますね。 Untitled 受付の方に話を聞いたら、平日だとだいたい1日500〜600人くらいが見学してるそうです。 週末や、遠足だと1000人をこえる日もあるとか。 PA020396 PA020401 PA020404 平均700人で計算しても年間25万人くらいですから、それほど多くない印象です。 無料で見られるエリアが広大で、しかもかなり満足度が高いので、お金を払って五十間長屋の内部を見学する人はそれほど多くないのかもしれませんね。 木造ですごくいいので、ぜひ見学してほしいです。 PA020425 PA020440 こういう景色は建物の中からじゃないと見れませんしね。 Untitled PA020403 なまこ壁もいいです。 PA020501 PA020504 五十間長屋を出たら、三十間長屋も見ましょう。 二の丸から本丸に入るには、この極楽橋をわたります。 PA020505 PA020508 PA020512 PA020515 これが三十間長屋です。 PA020517 ここから本丸をまわることもできるんですが、とくに建物も残ってないので今年の3月に完成したばかりの「玉泉院丸庭園」にいきました。 PA020522 PA020530 すごくいい庭園です。 PA020531 PA020542 この玉泉院丸庭園の名前は2代藩主・前田利長の正室、玉泉院がこの場所に屋敷を構えたことに由来しています。 玉泉院丸庭園をつくったのは3代藩主前田利常なんですけど、利常は利長の子どもではなく弟なんですね。どちらも前田利家の子どもです。ただし利長には跡継ぎがいなかったため、利常は兄の養子となって家督を継いだそうです。 なので、この玉泉院丸庭園は兄嫁であり、養母である玉泉院のためにつくったのかと思いきや、玉泉院が亡くなったのは1623年(元和9年)なので、彼女が亡くなったあとに屋敷跡に庭園をつくったというのが正しいようです(庭園を造営は1634年)。 ちなみに玉泉院というのは織田信長の娘、永姫のことです。 兼六園があるのに、なんでこんなちいさな庭園をつくったのかなとも思ったのですが、兼六園は1676年(延宝4年)以降に徐々に整備されているので、玉泉院丸庭園のほうが古いんです。 PA020544 Untitled 金沢城は復元整備がいまも進められていて、現在も鼠多聞・鼠多聞櫓の調査がおこなわれてました。 Untitled PA020560 PA020562 金沢城には天守は残ってませんが、それでもほんとうに素敵な城です。 兼六園という観光スポットがあるから集客がうまくいっているという指摘もあるとは思いますが、こうして当時の城の姿を正しく復元していくという点では、熊本城とならぶすばらしいモデルケースだと思います。 (ほかにも駿府城などもがんばってますね) せっかく新幹線が通ったことですし(ホテルがどこも高いのは難点ですが)ぜひ関東圏の人も攻めにいってほしいなと思います。 ちなみにぼくは今回、初日に高田城と富山城、2日目に金沢城をまわりましたが、ただお城をまわるだけなら日帰りでもいけますね。 以下、おまけです。 ランチにまた近江町市場にいったらけっこう混んでました。 Untitled Untitled 金沢21世紀美術館にもいってきました。 PA020576 PA020586 テレビで見たことのあるプールのやつです。 Untitled お互いろくに顔が見えてないから気軽に手を振りあえます。 (面識のないおじさんふたりが手を振りあってます) PA020792
なんか楽しいですよね
金沢いいですよね。
   
この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

最新記事

城たび〈ストリートミュージアムで巡る和歌山城ツアー〉を開催しました

  • 城たび
  • 開催レポート

4月20日(土)に城たび〈ストリートミュージアムで巡る和歌山城ツアー〉を開催しました。スマホのVRアプリ「ストリートミュージアム」を使って江戸時代の和歌山城と見比べながら団員のみんなと城内を歩きましたが、とても新鮮で楽しかったです。今回もツアー中の写真を293枚も撮ったのでレポートを書きました!

つづきを読む

城がたり「ちょっとわかる忍者の実態」開催決定のお知らせ

  • 城がたり

toproadさんが城がたり「ちょっとわかる忍者の実態」を企画してくれました。忍者に関する本を読んで読書メモを共有しませんか。今回は聞くだけの参加もOKです。

つづきを読む

攻城団レポート(2024年3月)

  • 月次レポート

毎月恒例の月次レポートを公開します。いよいよ今月で攻城団も10周年を迎えます。この10年にいろんなことがありましたが、みなさんの支えがあっての10周年です。ぼくの人生にとっても大きな意味を持つサイト(であり会社)になりましたが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

つづきを読む

城たび〈あなた毛利元就派? 陶晴賢派? ガイドと巡る厳島の戦いツアー〉を開催しました

  • 城たび
  • 開催レポート

3月24日(日)に城たび〈あなた毛利元就派? 陶晴賢派? ガイドと巡る厳島の戦いツアー〉を開催しました。厳島の戦いの最新研究をもとに追体験をしようというツアーでしたが、やっぱり団員との城めぐりは楽しいですね。今回もツアー中の写真をたくさん撮ってきたので、レポートを書きました。

つづきを読む

丸亀城のチラシが新しくなりました

  • チラシ設置報告

丸亀城のコラボチラシが新しくなりました。城内にある丸亀城内観光案内所で入手できます。

つづきを読む

記事の検索

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る